ひたすら「作業&即死」で子どもたちを苦しめたファミコンRPG『未来神話ジャーヴァス』が35周年!衝撃だった「北へ8秒」の思い出の画像
『未来神話ジャーヴァス』(写真は著者提供)
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 みなさんこんにちは、ゲーム芸人のフジタです。今から35年前となる1987年の6月30日に、タイトーによるファミコン用RPG『未来神話ジャーヴァス』が発売されました。

 同作はファミコンRPG初のバッテリーバックアップ付ソフトとして発売されたゲームで(ちなみにファミコン初のバッテリーバックアップ付ソフトは『森田将棋』)、かつどこでもセーブ出来る親切設計。おまけにカセットの裏には、バックアップの電池を取り替えられるようフタがついていたりと、ユーザーのことを考えて作られたゲームでした。とはいえその反面、ゲーム内容では困惑させられることが多く、子ども当時にこのソフトで恐怖のドン底を味わったプレイヤー同士で話題が盛り上がったりする作品でもありました。

画像はファミコン用RPG『未来神話ジャーヴァス』タイトル画面より

 ゲーム内容は、7人の悪を倒し平和を取り戻す『ゼルダの伝説』的なスタンダードな内容のアクションRPGです。

 説明書に書かれたストーリーによると、主人公が宇宙旅行から帰ってきたあとの荒廃した地球が舞台。そして「何かがおかしい。かっての文明の形跡はどこにもないのだ。住人も違っている。ハンバーガーもない。そして、あの巨大都市ニューヨークもない!一体地球はどうなってしまったのだ」と書かれてあります。絶望を感じる部分がハンバーガー? ちょっとした小ボケなのか!? わりと謎な要素でした。

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