■コピー能力が初登場した『夢の泉の物語』

 続く2作目『星のカービィ 夢の泉の物語』は初代誕生から約半年、ファミコン末期にあたる1993年3月23日に発売され、国内売上本数100万本弱の大ヒットを記録したタイトル。

 カービィといえば、『スマブラ』でもおなじみ「コピー能力」が代名詞。これは敵を吸い込むことでその敵の技を使えるようになるという能力だが、前述の通り初代
では使用できず、こちら『夢の泉の物語』から使えるようになったものなのだ。

 登場するのは「フリーズ」「ファイア」「スリープ」などなど24種類。前作では防御的に使うのが主だった「吸いこむ」にこの要素が加わったことで攻略の幅が増え、どの敵を吸い込むとどんな技が使えるようになるのか、またその技をどこまで保てるかといったドキドキが加わった。

 なお前作からの進化としては、セーブ機能が搭載されているというのもポイントだろう。

■仲間とともに冒険できるようになった『星のカービィ2』

 1995年3月21日にゲームボーイで発売された『星のカービィ2』は、さらに進化を遂げた。ハムスターの「リック」、マンボウの「カイン」、フクロウの「クー」という仲間キャラが登場し、カービィとともにステージを進めるようになったのだ。

 もちろんコピー能力も健在だったので、さまざまな技を使いながら進むことができたのだが、一緒にいる仲間によって、コピー能力がそれぞれ変わるようになっていた。コピー能力と仲間の組み合わせで28種類の技を使い分けることができ、アクション性にさらなる楽しみが広がった。

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