歴代『ドラクエ』シリーズで実はこっそり修正されたもの3選 「たけざお」から「ひのきのぼう」へ“最弱武器”競争にも終止符が打たれる…!?の画像
画像は、スクウェア・エニックス『ドラゴンクエスト』公式サイトより引用

 ファミコンに登場した初代の発売から5月で36年周年を迎える『ドラゴンクエスト』シリーズ(スクウェア・エニックス)。その節目に発表されたナンバリングタイトルの最新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』や、リメイクとなる『HD-2D版 ドラゴンクエストIII』などの発売を心待ちにしているファンも多いことでしょう。

 そんな30年以上の長い歴史を誇る『ドラクエ』シリーズですが、作品が新しくなるときに修正されたり、消えてしまった要素もたくさん存在します。中でも、とくに個人的に気になっていた要素をご紹介したいと思います。

■モンスターデザインが微妙に変更?

 多種多様なモンスターが登場する『ドラクエ』では、モンスターに修正が加わることもあります。たとえば名称の変更。『ドラクエ』シリーズでおなじみのキラーマシンというモンスターは、初登場したファミコン版『ドラクエ2』のときは「キラーマシーン」という表記でした。

 そしてモンスターのデザインに修正が加わったケースもあり、ゾーマやトロルなど、人型のモンスターの指の数は4本から5本に変更されています。その理由については諸説あるようですが、モンスターデザインを担当した鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』に登場するピッコロ大魔王も、アニメ版では同様の修正が加えられていました。

■最弱武器にも変化が!

 初代『ドラゴンクエスト』に登場する最弱の武器は「たけざお」。その名称から連想するのは物干し竿か釣り竿のような形状で、殺傷能力は限りなく低そうな印象です。この「たけざお」が登場するのは最初の『ドラクエ1』のみで、その後の作品では「たけのやり」や「たけやり」などの竹製武器に変更されています。

 しかも『ドラクエ2』以降シリーズでは、「ひのきのぼう」に最弱武器という確固たる地位を奪われてしまう始末。唯一の個性だけでなく、存在まで消されてしまった「たけざお」にとって、悲しすぎる修正と言わざるを得ません。

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