■女性人気も獲得した21世紀最初の『ガンダム』

 そして18.5%の票を集めて第1位に輝いたのは21世紀最初に作られたガンダム作品『機動戦士ガンダムSEED』だ。さまざまな媒体のアニメキャラクターランキングでは登場人物が幾度も上位にランクインし、DVDの累計出荷数が140万枚を突破する人気作。

 主人公のキラ・ヤマトが突如、親友であるアスラン・ザラと敵対しなくてはならない状況に陥り、地球軍とザフト軍の戦争に巻き込まれていくストーリー。監督を務めた福田己津央氏は、作品が放送される一年前にアメリカで起きた同時多発テロに影響を受け、敵地で兵士として戦う主人公像を描いたとインタビューなどで語っている。

 モビルスーツを操る中、友人の死や、恋人の裏切りの中で「どうして自分たちは戦うのか」と葛藤するキラやアスラン、そしてその仲間たち。毎週の展開を手に汗握りながら見守っていた人は多いのではないだろうか。

 登場するキャラクターのビジュアルがとても良いため女性ファンが多いのも同作の特徴。声優陣も非常に豪華で、主人公のキラ・ヤマトを保志総一朗、親友のアスラン・ザラを石田彰が務めている。その他のキャラクターも、今なお第一線で活躍する実力派ばかりだ。

 作品を挙げた人たちからは「キラとアスランの関係性が好きでした」(37歳・男性)、「周りの女性たちも見ていたガンダム作品で新鮮でした」(41歳・男性)、「声優を追うようになった作品です」(37歳・女性)、「戦闘シーンはカッコいいし、さまざまな人間ドラマがあってよかった」(40歳・男性)といったキャラクターに対する思いや、演出の上手さに夢中になったという声が多く見受けられた。

「20年前」と聞くとかなり昔のことのように感じられるかもしれないが、当時のアニメは今の作品に少しも劣ることのないクオリティ。世界観の斬新さや、魅力あるキャラクターの存在が今でも人気を維持している理由なのかも。

 当時の時代背景や流行を敏感に取り入れた制作陣の思い、作品のメッセージの捉え方など環境が変わった今見返すと新たな発見があるかもしれない。放送から20年の節目の今、あなたの好きなアニメを今一度見返してみてはいかがだろうか。

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