『ガンダムSEED』に『攻殻機動隊S.A.C』あれから20年、アニメ史に残る名作多数「2002年のベストアニメ」ランキングBEST3の画像
画像は『機動戦士ガンダムSEED』HDリマスターComplete Blu-rayBOXより(C)創通・サンライズ
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 今から20年前の2002年はインターネットが世間に普及し始めた時代。この年の日韓W杯で活躍したデビッド・ベッカムに熱狂的なファンがついたり、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』で魔法ブームが到来した。

 テレビアニメはどうかというと、デジタル技術の進化もあって今見ても色あせない魅力的な作品ばかりで、この年に放送された『東京ミュウミュウ』のリメイクが決まっていたり『機動戦士ガンダムSEED』の劇場版製作が発表されていたりと、今再び動き出している作品も多い。

 そこで今回ふたまん+では「2002年に放送されていたアニメ」をテーマにアンケート調査を実施。30代から40代の男女200名に、当時放送されていたアニメタイトルの一覧を見てもらい、その中から「一番好きだった作品」を選んでもらった。さまざまな名作に票が寄せられたが、中でも特に意見の集中した作品を振り返りたい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

■女児人気の高かったニチアサ枠の名作

 まず全体の9.5%の人に支持され第3位に上がったのは『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』。主人公・春風どれみやその友人が、魔女見習いとなり魔女を目指す『おジャ魔女どれみ』シリーズの第4作目だ。 

 当時女児の9割が視聴しているといわれるほどの人気を誇ったシリーズだけあり、今回のアンケートでも女性票がほとんどだった。2011年には、どれみたちが高校生になった姿を描いた小説『おジャ魔女どれみ16』が発売され、2020年にはシリーズ20周年を記念して作られた映画『魔女見習いをさがして』が公開となった。

 ドジっ子、ネガティブな子、わがままな子……など思わず共感してしまうような等身大の女の子たちが描かれているのが魅力的だ。また、シリーズごとに「愛」や「成長」などのテーマがあり、大人でも思わず涙ぐんでしまうような感動的な内容も多く盛り込まれている。キャラクターごとに魔法の呪文が異なるため、自分の推しキャラの呪文を一生懸命覚えた人も多いのではないだろうか。

 今回のアンケートでは「ハナちゃんがかわいかった!」(34歳・女性)、「キャラもかわいいし、エピソードがどれも大好き」(31歳・女性)、「最終話は、どれみたちにもらい泣きをした覚えがあります」(33歳・女性)など、当時を懐かしむ声が寄せられた。

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