懐かしき「モンハンあるある」3選 ガノトトスの“異次元判定”ナルガクルガの“即死級攻撃”など、ポータブル世代を悩ませたものとは?の画像
『モンスターハンター ポータブル 2nd』(カプコン)パッケージより

 2022年1月13日より、Steam版『モンスターハンターライズ』の配信がスタート。Steam版の公式ページを見てみると12000件を超えるレビューが寄せられており、全体的な傾向としては「非常に好評」という評価を得ている(2月3日時点)。

『モンスターハンター ライズ』プレイ画面

モンスターハンター』は、大剣や太刀、弓などの多彩な武器を使い、プレイヤーがさまざまなモンスターを狩猟していくハンティングアクション。『モンハン』シリーズがSteamに登場するのは、『モンスターハンター ワールド』以来2回目となる。『モンスターハンターワールド』は全世界で2000万本、現在『モンスターハンターライズ』も既に800万本を超える売り上げを記録しており、いまや世界的な人気タイトルに成長した。

 筆者が初めて遊んだ『モンハン』は、プレイステーション・ポータブルの『モンスターハンター ポータブル 2nd』(通称『MHP2』)。この『MHP2』は2007年2月22日に発売され、まもなく発売15周年を迎える。

 最新作の『モンスターハンターライズ』と比べると、さすがにグラフィックやシステム面では見劣りするが、モンスターを狩るという一点においては共通している。時代や技術は変わっても、この頃から『モンハン』の本質的な面白さは変わっていない。

 そこで本記事では、プレイステーション・ポータブルの時代から『モンハン』を始めた筆者にとって印象深い「懐かしきモンハンあるある」を、当時の思い出とともに振り返ってみたいと思う。

■ガノトトスの異次元タックル

 “ポータブル”系の『モンハン』から始めた筆者は、ガノトトスの当たり判定にはよく悩まされた。厳密にはガノトトスが繰り出すタックルのことで、体の側面全体を使ってプレイヤーを攻撃してくる。

 このタックルは当たり判定が異様に広く、足元を抜けて反対側に回り込んでも、問答無用で吹き飛ばされてしまう。体当たりを仕掛けてくる側だけでなく、その反対側にも当たり判定があるため、近づいて戦うのは難しい。当時は太刀ばかり使っていたので、このタックルがあるためにガノトトスと戦うのを極力避けていた。

『モンハン』ではクエストに挑むたびにモンスターのサイズも変化するが、ガノトトスは基本的なサイズがひと際大きい。最大級のガノトトスは画面内に収めるのも困難で、近づくと足しか見えないこともあった。モンハン的にいうなら“最大金冠”のサイズに近い個体だ。

 そんな巨体から体当たりを仕掛けられたらひとたまりもない。ならば弓やボウガンなどの遠距離武器を使えばいいワケだが、ガノトトスは突進に加えて水圧カッターのような飛び道具も使ってくるので油断ならない。異次元のタックルを抜きにしても、ガノトトスはふつうに強かった。

 筆者にとって久しぶりの復帰作となった『モンスターハンター ワールド』にはガノトトスはおらず、シリーズ最新作の『モンスターハンター ライズ』にも今のところ登場しない。どこまでも厄介な相手だったが、会えないとなると少々寂しい気もする。

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