■迫りくる弾幕をどうさばくか
そして筆者が詰まったのは7面。何もない空間に大量の弾幕のような敵が襲ってくるところがあって、どうあがいても突破できない。これまでにも敵の多い面はあったが、弾をやみくもに発射して迎撃したり、地形の下に潜ったりすることでどうにかクリアしていた。
残機があれば運頼みもいいが、7面に着く頃にはつねに崖っぷち状態なのでそうも言っていられない。遮蔽物がないため潜ってかわす方法も通用しない。しかも敵の速度は異常に速く、1つ1つを見てから回避するのは難しい。ミスが許されない重圧で当然焦ってしまう。
その難所を抜ける直前でやられてしまったときに先の状況が少しだけ見えたのだが、左右から飛び出す敵と、目玉から弾を発射する敵が同時出現していた。やっかいな弾幕を乗り越えて安心したプレイヤーをしとめる、いわゆる初見殺しだろう……。
このあたりが自分の限界と感じ、いろいろ調べたところ『スターソルジャー』には16個のステージが実装されているようで、先はまだまだ長かった。
今回のプレイではクリアまでたどり着けず、想像以上に歯ごたえのあるシューティングゲームだと実感。あれだけの高速連射をしながらプレイしていた高橋名人のすごさを身をもって知った。『スターソルジャー』が高難易度ゲームという話は聞いたことがなかったので、当時の子どもたちのプレイスキルがどれほどだったのかも気になるところだ。
記事の冒頭で触れた通り、『スターソルジャー』は「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」でも配信されている。現行機のSwitchで遊ぶことができるので、私と同じようにファミコン世代ではない人に、ぜひ遊んだ感想を聞いてみたいゲームだ。