■試して分かった連射の重要性
プレイステーション版『Gダライアス』(タイトー)をそこそこやりこんでいたので、強制スクロールタイプのシューティングゲームには少し覚えがある。1機失ったものの、最初のステージはスムーズにボスまでたどり着けた。
しかし、与えたダメージが不足していたのか、戦闘中にボスの“スターブレイン”が逃亡。「まあいいか」と思っていたら、再び最初から1面が始まった。どうやらスターブレインを制限時間内に撃破しないと先の面には進めないらしい。
ボスに挑んだ時点で、“P”と書かれた物体から得られるアイテムによって自機を最大(?)まで強化していた。この状態だと、自機の前方と斜め左右上下の5方向にショットが発射できるのだが、広範囲を同時攻撃できる反面、前方に放つ火力が弱い。
ブレインの弱点であるコアに的確にダメージを与えるなら、最強より1段階前のパワーアップ状態のほうが効率は良さそうだ。そこで、あえて被弾して強化状態を1段階下げてボス戦に挑むと、難なく倒すことができた。
2面、3面と進んでゲームに慣れてくると、道中の雑魚敵よりボスのスターブレインのほうが弱く感じるようになった。自機がパワーアップするとボタン押しっぱなしでそれなりの速度でショットを発射するのだが、自力でボタンを連打するとさらに連射速度が上がることに気づいた。
ショットが連射できると分かってからは、ボス撃破までの時間は6秒前後にまで短縮。このゲームが高橋名人の代名詞のように語られている理由を、今さらながらに実感させられた。連射こそが『スターソルジャー』の力なのだと。
16連射を繰り出す高橋名人の映像を見ると、腕に力をこめ、腕部全体をけいれんさせるようにボタンを連打していた。この高橋名人をマネて人差し指でJoy-Conを連打したところ、ボタン押しっぱなしの場合より少なくとも1.5倍くらいの速さでショットを発射することができた。
とはいえ1面だけならまだしも、ずっと続けるのはかなり疲れる。ちょっと頑張ると指だけでなく右腕まで痛くなる。昨日ワクチンを接種した部分も痛んできたので、この連射方法はほどほどにしておくことにする。