■村や街の楽曲の中でひときわ異彩を放つ「ジパング」
シリーズごとに村・町・城の楽曲も異なり、それぞれに色があります。その中でもひときわ異彩を放っているのがドラクエ3の「ジパング」です。
日本をイメージした村のBGMなので、かなり和を感じさせる楽曲。その耳なじみの良さとどこか異国の文化も同居している不思議なメロディは癖になります。
ドラクエ11のホムラの里にて再び聞くことができたときは、「うわああああ!ジパングだああああ!!!」とテンションがぶちあがりましたし、なにより違和感のない世界観でジパングを知らない世代でも、違和感なく聞けるであろう場面を用意してきたのも少し憎いなと感じました。
とても同じ作曲家が作った曲とは思えないほど、これまでの「西洋の鎧を着た勇者物語」を描いてきたドラクエの世界観に和のテイストを入れて、これほどの曲をサラッと作れてしまうところにすぎやま先生の引き出しの多さ、底知れない才能の一端を痛感させられますね。
ドラクエコンサートに行くたび、ジパングが聞けると少し得した気分になります。
また、コンサートのオーケストラのみなさんが和の楽器を使わずに、ジパングの和を表現しているのですが、ゲーム中では感じられない凄みがあるので、機会があればぜひお聞きください。語彙力が乏しくて大変申し訳ないのですが、ほんと「すごい」です。
みなさんは思い出の町BGMはありますか?