■「1000回遊べるRPG」は伊達じゃない! 今なお面白さに陰りなし!

 本作のキャッチコピー「1000回遊べるRPG」は、看板に偽りなく、本当にいつになっても何度遊んでも色あせない面白さや体験を与えてくれます。

 初代トルネコの大冒険は、いわばローグライクの導入編ということもあり、エンディングまでの難易度はかなり低めです。ローグライクをプレイしたことがないという方は、この機会にプレイしてみてはいかがでしょうか。28年前のゲームですが、その面白さはいまだ健在です。

 導入編の序盤から中盤を終え、少しずつ知識をつけて臨む最終ダンジョンまでいけばきっと「本当のローグライクの面白さ」に気づくでしょう。最終ダンジョン「もっと不思議のダンジョン」こそが、ローグライクの真骨頂であり、難易度が跳ね上がります。このダンジョンに挑戦することに楽しみを感じられるようになったとき、あなたはローグライクの沼にハマっていくことでしょう。

「そんな死に方があるんか」「こんなアイテムが落ちてんのか!」といった発見が何度もあるだけでなく、持ち込めるアイテムに制限があるために「準備するコストとリスクがほぼゼロ」という挑戦するハードルがとても低いところもポイント。

 このゲームのプレイ以降、「ローグライク」と聞くだけでそのゲームを購入し、「ああ、これはローグライクではないな」とか「これこれ!こういうのがやりたかったんだよ!」などと言いながら遊びつくしてしまう魔物と化してしまったのは、きっと私だけではないはず。

 この機会にあなたもぜひ、ローグライクの沼にハマりましょう。沼にハマった方と、トルネコの大冒険3のポポロ編でまたお会いできるのを楽しみにしております。

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