■マスクをかぶって演技をしてきた高岩さんだからこその癖？
ひとつ気になったのは、高岩さんが正面を見るときにほんの少～しですが、顎を引くというか目線がまっすぐではなく若干下を見てる感じがしたんですよね。２０１９年に高岩さんの写真集『仮面ライダージオウ 王様ＢＯＸ内 Ｈｅｒｏ 高岩成二写真集』（小学館）の制作スタッフとして参加させてもらった際も、崖から飛び降りるカットで、カメラマンさんから「若干下を見てる」と指摘があったんです。
実はこれ、高岩さんが長年仮面ライダーのマスクをかぶって演技していたゆえの癖なんですって。
仮面ライダーのマスクの覗き穴というのは、ライダーの目の下にあることが多く、そのため中の人が正面を見ようとすると仮面ライダーの顎が上がった状態になり少し間抜けな感じになるそうです。なので顎を引いて少し下の足下あたりを見ると、表から見たときに正面を見ている感じになるんですね。
なので生身でお芝居したときにその癖が出たのかなと（僕が個人的に感じたことですので、そう感じなかった方はすみません）。けど、これから高岩さんも素顔での出演が多くなり、この癖もなくなってしまうんでしょうね。
そういう意味では今回、素顔の俳優としての挑戦の過程を見せてもらえる貴重な時間だったのではないかと思いました。あと数年たったら出来あがっちゃう部分もあるでしょうから、もちろんその方が良いんでしょうけど、ファンにとったら出来上がるまでを一緒に進みたいところもあるので。今の高岩さんは今しか見られません。また次はいつになるか分かりませんが「仮面ライダーの中のあの子を」生で観てほしいです。高岩さん、あの子って言ってすみませんー！！（笑）
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