■1位・スラダンに「ずっと最終回のまま時が止まったような気持ち」

 そして22.0%という圧倒的な票数を集めて第1位になったのは『SLAM DUNK』だった。

 同作は、1990年から1996年まで連載された井上雄彦氏によるバスケ漫画の金字塔。高校バスケ部にズブの素人として入部した主人公・桜木花道が仲間たちとともにインターハイ優勝を目指す物語で、インターハイ2回戦目の山王工業戦にチームは勝利するものの桜木は試合中に負傷。最終回ではリハビリに励む姿が描かれ「第1部 完」の文字とともに物語に幕を閉じた。

 正式な続編は実現していないものの、2004年には使われていない高校の校舎の黒板を利用して本編の10日後の湘北メンバーの姿を描くイベントが行われファンを喜ばせた。その後、同作の人気は連載終了から25年がたった今でも衰え知らず。今年8月には、2022年に新作アニメ映画が公開されることが発表されるとたちまちSNSでトレンド入りを果たした。

『スラムダンク』の最終回後を読みたいと選んだ人からは「第2部ずっと待ってます!」(38歳・男性)、「山王戦後のメンバーそれぞれが気になるから」(19歳・男性)、「ずっと最終回のまま時が止まったような気持ちだから」(32歳・男性)、「本当に、全国制覇を果たしてほしい」(48歳・男性)、「人生のバイブルだから。今からでも続きが読みたいです」(35歳・男性)というコメントが集まった。

 近年では本編完結後にその後の世界や子ども世代の話が新たに描かれることも多く、アンケートでは4位以下にも実現する可能性がありそうな作品が並んだ。ファンとしては、ついいつまでもその作品の世界観が続くことを期待してしまうものだ。

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