「ドラクエ2の先の意外な展開」だけじゃない! RPG好きが待ちわびる「続きが気になる」超名作の画像
画像はプレイステーション2用ソフト『幻想水滸伝5』(編集部撮影)
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 ヤマグチクエストです。5月27日の『ドラゴンクエスト』35周年記念日にドラクエの最新作にまつわる情報がこれでもかと発表され、大いに盛り上がりました。最新ナンバリングタイトル『ドラゴンクエスト12 選ばれし運命の炎』や、これまでにないまったく新しいジャンルのRPGになるという『ドラゴンクエストトレジャーズ』など気になる情報が目白押し。

 その最新情報を伝える生配信番組の中で、もうそれだけで寿命が延びたかのような心地になった、堀井雄二さんの気になりすぎる発言がありました。それは、大人気作『ドラクエ3』のHD-2Dリメイク版の発表後に飛び出したコメント。今後の『1』そして『2』のリメイクを匂わせたあとで、「今度は2のところで“意外な展開”も考えてるんです」と発言したことです。

 途中でスタッフからの「ピーピー!」と警告を知らせる笛が鳴り、それ以上の発言を聞くことはかないませんでしたが、“意外な展開”は間違いなく「ドラクエ2のエンディング後の物語」についてのことでしょう。これはもう大事件です。

 ロト3部作と呼ばれるドラクエ1~3の中で、現時点で時系列的には“最後”のお話となる『ドラクエ2』。堀井先生のリップサービスだと考えても、まったくの絵空事を生配信で口にするとは思えません。ロトの新たな伝説を描こうとしてくれているのです。

 こんなにうれしいことはありません。たとえ発表が何十年先になろうとも、3部作で終わったと思われていた話に実は続きがある、という事実だけでワクワクし続けられる。夢を与えてくれたことに感謝感激です。

 どんなお話になるのか。『ドラクエ1』と『ドラクエ2』の間にも100年ほどの月日が流れている設定ですので、2の物語からそれを予想することは困難を極めますが、これから先、ファン同士であーでもないこーでもないと語られ続けるんだろうなと思います。

 さて、前置きが長くなりましたが、シリーズRPGには単体で遊んでも問題なく楽しめるうえで、ロト3部作のようにそれぞれの作品の物語が密接に関係しているものがあります。そうした作品の続編は、シリーズファンにとって狂おしいほど待ち遠しいものです。

 RPGを愛してやまない私にはロト3部作だけではなく、もう1つ続きが気になり続けている作品があるのです。

 それが今回の記事のテーマ『幻想水滸伝』シリーズなのであります。

 ということで今回は幻想水滸伝ナンバリングシリーズの話をしつつ、気になる続編にまつわる話も書いていこうと思います。ちなみに幻想水滸伝は、中国で書かれた小説「水滸伝」とは特に関係はなく、登場人物もまったく関係ありません。ただ、小説同様、魅力的なキャラクターが多く、ストーリーの完成度は折り紙付きです。めちゃくちゃ面白いですよ。

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