■ドラクエが教えてくれた自由度の高さ!

『ドラクエ1』の大まかなストーリーは、「連れ去られたローラ姫を救出して竜王を倒す」というものになります。ローラ姫を救出すると「おうじょのあい」というアイテムをゲット。このアイテムを使って「ロトのしるし」を見つけるのが本来の進行ルートですよね。

 しかし、あらかじめ「ロトのしるし」の隠された場所を知っているなら「おうじょのあい」は必須ではありません。もっとぶっちゃけると、クリアするだけならローラ姫を救出する必要すらないのです。そのときは、かの有名な「ゆうべはおたのしみでしたね」のセリフは聞けませんが……。

 もちろん初見プレイでローラ姫をスルーしてクリアする人はめったにいないと思いますが、そういうルートも選べてしまうことに驚きです。そんな『ドラクエ1』からは、本当の意味での自由度の高さを教えてもらった気がします。

 ちなみに『ドラゴンクエスト2』のローレシアの王子の国名“ローレシア”とは、この「ローラ姫」にちなんで名づけられたのは有名な話ですね。

 まもなく『ドラゴンクエスト1』の発売から35周年を迎えるということで、あらためて元祖『ドラクエ』の独特で懐かしい要素を振り返ってみました。また、5月27日に発表されるシリーズ最新作の情報もとても気になるところですね。

 かつて遊んだ『ドラクエ』の思い出話で盛り上がりながら、発表の日を心待ちにするのも一興ではないでしょうか。

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『ドラゴンクエスト』懐かしのゲーム画面