■対戦の駆け引きと大人の対応を知る

 実は友人の『スパイvsスパイ』は友人の兄が買ったもの。つまり、ふだんから兄にボコボコにされていた友人が、今度は初心者の私をターゲットにして留飲を下げようと考えて呼ばれた様子。

 そんな思惑はさておき、「上には上がいる」という場面を見て結果的に私はスッキリし、その友人との友情は壊れずに済みました。ちなみにその後、友人の兄とも対戦させてもらったのですが、ほどよく泳がされてそれなりに行動できたと思いきや、やっぱり締められるところは締められて敗北。

 思えばアレが、初めて受けた「接待プレイ」だったのかもしれません。

対戦プレイは、やりこむほどに奥が深い!

 そんなこともありましたが『スパイvsスパイ』が面白いゲームであることには変わりなく、この後も友人とはたびたび対戦。しかし、腕前が互角の相手との真剣勝負はともかく、初心者を相手に一方的に勝ちまくるようなプレイを避けるようになったのは、この『スパイvsスパイ』の一件で学んだからかも……。

 とはいえ、戦うからにはどんな手を使っても勝ちたくなるのが人類の本能。きっとみなさんも、ゲームで友情を破壊した、もしくは破壊しかけた経験の一度くらいはあるのではないでしょうか。

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