2月27日、任天堂の大ヒットシリーズ『ポケットモンスター』が25周年を迎えた。せっかくのアニバーサリーであり、誠に勝手ながら筆者も小学校時代に『ポケットモンスター赤・緑』に熱中させてもらった感謝を込めて、当時プレイ中に困惑したエピソードを3つまとめたので紹介したい。
■ケンタロスはほしいけど“ぎゅうた”はいらない
「初代のポケモンで最も活躍したポケモンは?」と聞かれたら、おそらく“ケンタロス”を挙げる人が多いだろう。しかし、圧倒的な強さを有しているからなのか、ケンタロスは「ほとんど出現しない」という深刻な問題を抱えている。
ケンタロスはサファリゾーンにしか生息せず、その出現頻度は非常に低い。また、サファリゾーンでは弱らせたり眠らせたりなどができないことに加え、サファリボールという低品質なモンスターボールしか使用しかできず、ゲットするだけでも何日間も費やす必要があった。
とは言え、『ポケットモンスター赤・緑』の次に発売された『ポケットモンスター青』では、ペルシアンとケンタロスを交換してくれる心優しいモブキャラ(NPC)が登場するため、この問題は無事に終息した……ように思えたが、この交換でゲットしたケンタロスは「ぎゅうた」というユーモラスなニックネームがつけられている。
交換したポケモンのニックネームは変えることができないため、「ぎゅうた」というキラキラネームをつけられたケンタロスで我慢するか、入手困難な野生のケンタロスを追い続けるか、当時の筆者はどちらを選ぶか非常に悩んだ。