■世界各地を冒険する楽しみ
主人公の目的は、世界を支配しようとする魔王バラモスの討伐。勇者として知られる父・オルテガを追うようなカタチで旅立ちます。プレイヤーが冒険する世界は、どことなく実在する国をイメージしたもので、街の名産品や地形の特徴などからモチーフとなった場所を想像することができました。
全体を通したゲームバランスは『ドラクエII』に比べるとかなりマイルドに感じられます。ただし、ピラミッドで「黄金の爪」という武器にモンスターとの遭遇率がアップする効果があることを知らず、「(エンカウント率の高い)ドラクエIIと変わらないじゃないか!」と嘆きながら全滅した悲しい記憶も……。
■ストーリーに夢中! 驚きの展開
長い冒険の末、いよいよ魔王バラモスを討伐! ハッピーエンド……と思いきや、ここで「闇の世界」や「大魔王ゾーマ」の存在が明らかになるという衝撃の展開に。このときの率直な感想はゲームが終わらないことにガッカリしたというよりも、「まだ遊べる!」だったことを思い出します。
そしてギアガの大穴の先に待っていたのは、闇の世界と呼ばれる新たな大地「アレフガルド」。これまで微塵も感じさせなかった初代『ドラゴンクエスト』とのつながりが、意外なカタチで明らかになるのです。アレフガルドに降り立ち、懐かしい『ドラクエI』のフィールドBGMが流れたときは、すごく感慨深かったですね。