『ドラゴンクエストIII』黄金の爪の悲劇、親父はカンダタそっくり!? 当時の“伝説”を懐かしむの画像
ファミコン『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(編集部撮影)
『ドラゴンクエストIII』懐かしのゲーム画面

 1988年2月10日に発売されたファミコンソフト『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(エニックス)。売上本数380万本を記録した化け物ソフトは、本日で発売から33周年を迎えました。前作に当たる『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』も品薄で入手困難でしたが、『ドラクエIII』ではそれがさらに加熱。発売日には販売店の前に徹夜組を含む行列ができるほどの争奪戦となり、社会現象化して世間を騒がせました。

『ドラクエII』を発売当日に購入できなかった私は、その教訓を活かして近くのデパートにて事前予約。22番目の整理券だったのでヒヤヒヤしましたが、なんとか発売日に手に入れることができて安心した記憶があります。

 そしてファミコン本体にソフトを差しこみ、テレビ画面に表示された「DRAGON QUEST III」のシンプルな文字。事前にゲーム雑誌を見て知っていたのですが、ギリギリまでゲーム内容に容量を割いた結果、文字だけとなってしまったタイトル画面を見て、期待感に心が躍ったことは今も忘れられません。

ファミコン『ドラゴンクエストIII』タイトル画面

■あらゆる面で劇的進化

『ドラクエIII』は前作の『ドラクエII』から、わずか1年1か月後という信じられないペースでリリース。それだけ開発期間が短かったにもかかわらず、従来の『ドラクエ』とは比較にならないくらい、あらゆる面でパワーアップされていました。

 個人的に一番気に入っていたのは、朝から夜へと移り変わるゲーム内での時間経過の演出です。フィールドを移動した歩数に合わせて時間が進み、街やお城では朝になるとお店が開く一方、夜になると閉まったり、逆に怪しげな店がオープンしたりと、まるでゲームの世界の住人になったような気分。

 そして何よりもうれしかったのが“ふっかつのじゅもん”からの解放! あの長いパスワードをメモするストレスがなくなり、一瞬でセーブできる便利さは、親からゲーム時間を制限されていた私にとっては非常にありがたい存在でした。

 その影響で「ルーラ」が最後に“ふっかつのじゅもん”を聞いた場所ではなく、行ったことのある街や城を指定できるようになったのも地味にうれしい変更点。

 そのかわり、新たにデータ消失という悲劇が起こるようになり、私も何度か「呪われた装備をつけたときの音」とともにデータが消失……。それ以来、マメに冒険の書を写すようになり「余裕があるならバックアップ!」という意識が自分の中で芽生えたような気がします。

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