■友達には見せられない仲間たち
『ドラクエIII』では4人パーティが編成できるようになり、初期の仲間は自分でキャラメイクできたのも楽しかった。仲間が選べる職業も戦士、武闘家、魔法使い、僧侶、商人、遊び人と6種類もあり、さらに男女を選択することも可能。
発売前から友達の間で「どの職業の組み合わせがいいか」といった話題で盛り上がり、自分は一番バランスの良さそうな“ゆせそま(勇者・戦士・僧侶・魔法使い)”から少し外して、“ゆぶそま(勇者・武闘家・僧侶・魔法使い)”を選びました。
そこまでは良かったのですが、キャラに名前をつけるのが苦手な私はさんざん悩んだあげく、クラスで気になる女の子の名前を拝借して命名。あとから「絶対このソフトは友達に貸せない」と気づいたのですが、幸いなことに仲の良い友達はみんな『ドラクエIII』を購入していたので、貸す機会がなかったことにホッとしたものです。
のちにダーマの神殿で転職できるようになったとき、誰を何の職業に転職させるか、“賢者”に転職できる貴重な「さとりの書」を誰に使うか、で延々と悩んだ記憶も。発売当初は遊び人から賢者に転職できることを知らなかったので、ここで思案した方は多かったのではないでしょうか。
悩み抜いた結果、勇者以外の3人を同時に転職させてしまい、転職したキャラがレベル1になってしまって戦力激減に慌てたのは私だけではないと思います。