「今日の落語シーンの指導は、もはや“稽古”でしたね」
――落語シーンの収録は、会話シーンの収録とは別日に行われたと伺いましたが、アフレコで印象に残っていることはありますか。
落語シーンの収録には、笑福亭生喬（せいきょう）師匠と林家染雀（そめじゃく）師匠が隔週交代でついてくださったのですが、最初はイントネーションの違いなど、本当に基礎的なことばかりだったんです。でも回を重ねるうちにその辺りがクリアできてきたのか、「この登場人物は今こういう気持ちだから、こういう感じで言ってごらん」という、より深い指導をしてくださるようになって。
その熱の入った様子をご覧になっていた原作のTNSK先生が、「今日の落語シーンの指導は、もはや“稽古”でしたね」とおっしゃってくださったのが、とても嬉しかったですね。そういう指導をしてくださった師匠がたにも、そうおっしゃってくださったTNSK先生にも、ありがたいなって。
――アフレコにはTNSK先生もいらしていたんですね。
アフレコにはほぼ毎回来てくださって、いつも終わった後にお褒めの言葉をくださるんです。「どんどん回を重ねるごとに、関西弁がナチュラルになってますね」とか。後半では文狐の過去エピソードが描かれますが、あるシーンのアフレコ後にTNSK先生が「あのシーンの文狐のセリフ、山村さんの感情がすごく込められていて、涙が出てくるくらい素敵でした」と、わざわざメッセージをくださって、それがすごく嬉しくて。本当に素敵な先生です。
【PROFILE】
山村 響 やまむら・ひびく
2月10日生まれ、福岡県出身。2008年に声優デビュー、2010年に歌手デビュー。声優としての代表作に、『蒼き鋼のアルペジオ』ハルナ役、『Go!プリンセスプリキュア』天ノ川きらら／キュアトゥインクル役、『かみさまみならい ヒミツのここたま』蝶野ひかり役、『荒野のコトブキ飛行隊』ザラ役、『シャドウバースF』蜜田川イツキ役、など。
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＜作品情報＞
TVアニメ『うちの師匠はしっぽがない』
TOKYO MX、MBS、BS朝日、AT-Xにて9月30日(金)より放送中
●放送情報
TOKYO MX：毎週金曜22:30～
MBS：毎週土曜26:08～
BS朝日：毎週日曜23:00～
AT-X：毎週火曜21:30～ ※リピート放送：毎週（木）9：30・（月）15：30
【イントロダクション】
いつか人間を化かしてみたいと夢見て、大都会・大坂へ飛び出してきた豆狸の女の子・まめだ。
しかし、磨き上げた術は上手くいかず、挙句の果てには「落語家」と名乗る黒髪の美女に一目で見破られてしまう。
美女の正体は人気落語家・大黒亭文狐。
術ではなく芸で人を化かす文狐の落語に感動したまめだは、弟子入りを志願する―――！
笑う門にはたぬきたる。大正上方落語ファンタジー、ここに開演！
●音楽情報
OP主題歌：GARNiDELiA「幻愛遊戯」 配信中
ED主題歌：Hinano「ヴァージニア」 配信中／10月26日CD発売
●スタッフ
原作：TNSK『うちの師匠はしっぽがない』（講談社「good!アフタヌーン」連載）
監督：山本秀世
シリーズ構成・脚本：待田堂子
脚本：下林 渓、皐月 彩、冨樫夕歩
キャラクターデザイン・総作画監督：山内 遼
色彩設計：相田美里
撮影監督：石塚知義（トライパッド）
美術監督：齋藤幸洋
編集：長谷川 舞（エディッツ）
プロップデザイン：三室健太
音響監督：納谷僚介
音響制作：スタジオマウス
音楽：矢鴇つかさ、原田 篤、本多友紀（Arte Refact）
音楽制作：ポニーキャニオン
アニメーション制作：ライデンフィルム
●キャスト
まめだ：M・A・O
大黒亭文狐：山村響
椿しらら：Lynn
椿白團治：江口拓也
霧の圓紫：竹達彩奈
恵比寿家歌緑：石田彰
大黒亭文鳥：諏訪部順一
作次郎：村瀬歩
お松：相川奈都姫
小糸：長谷川育美
らくだ：梅原裕一郎
【公式サイト】https://shippona-anime.com/
【公式Twitter】@shippona_anime
©TNSK・講談社／春来亭活動写真部
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