■バカゲー的な楽しみ方を教えてくれた!?

 そんな苦労して作ったコースも、残念なことにファミコンの電源を切ると消えてしまいます。実は「ファミリーベーシック」や「データレコーダー」といった周辺機器があればコースを保存できたのですが、もちろんそんな高価なアイテムは所持しておらず。

 なのでゲームを終える前に、友達にウケた面白コースはどういう構成だったかをメモに書き写していました。今思えばとてもアナログな作業ですね。

友達をどうやって驚かせるか、コース制作で試行錯誤するのも楽しかった

 先に説明した通り、完成したコースはメチャクチャなものばかり。言ってしまえば、自らの手でクソゲーのステージを作っていたようなものです。それを見た友達が「バカだなー」と言いながらもワイワイ騒ぎながらプレイする……それが妙に楽しかったんですよね。

 もしかしたら、ファミコン初期に早々と“バカゲー”的な楽しみ方を教えてくれたのは『エキサイトバイク』だったのかも。もちろん『エキサイトバイク』自体はちゃんとしたゲームですけどね。

(ふたまん編集部)

 

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『エキサイトバイク』懐かしのゲーム画面