■絵柄と物語のギャップがすごい「競馬漫画の金字塔」
第1位(60.7%)は、圧倒的な支持を集めた『みどりのマキバオー』だった。同作はつの丸氏が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載していた競馬漫画。1996年にはフジテレビ系でテレビアニメ化もされ、抜群の知名度を誇っている。
下品なギャグも満載だったが、要となるメインストーリーはシリアスそのもの。明らかにフィクションな部分やデフォルメの要素をたくさん含みながら、感動的な競馬ストーリーがドラマチックに描かれていた。
マキバオーは父が凱旋門賞馬、母は桜花賞馬という良血馬だが、とても馬とは思えない小さなカバのような見た目が特徴で「白い珍獣」と呼ばれる。しかし競走馬としてデビューすると、世代トップクラスの驚異の潜在能力を発揮。カスケードやアマゴワクチンといったライバルと大レースで激闘を繰り広げ、やがて世界へと羽ばたいていく。
そんな『マキバオー』が一番好きという人からは「ギャグ漫画だと思ったらガチの競馬漫画。今読んでも泣ける」(46歳・男性)、「馬同士が互いにライバルなのに、友情を育んでたりするところが良かった」(38歳・男性)、「チュウ兵衛とのダービーのシーンは何度見ても泣ける」(37歳・男性)、「最初絵が受けつけなかったけど読んでるうちにすごいハマった。カスケードが好きなので有馬記念のラストで泣いた」(45歳・男性)などのコメントが寄せられていた。