■ストーリーには原作漫画にないオリジナル要素も
基本的には原作漫画の「サイヤ人編」のストーリーを追うカタチになるのですが、ゲームならではのオリジナルの部分も存在します。とくに印象に残っているのは、悟空の兄貴ラディッツを倒したあとの展開。原作ではラディッツ戦で悟空が死んでしまいますが、ゲームでは悟空を生存させたままラディッツを倒すことも可能です。
しかし、悟空は死んで界王様のところで修行してもらわないと物語が進展しないので、ゲームでは半ば強引に悟空が退場させられることに。「死んだものしか界王様の元へ行けぬのだ」という神様のセリフのあと、「そしてゴクウは みずからの いのちをたち かみさまとともに あのよにむかった」という衝撃的なモノローグが流れます……これには驚いた。
また悟空があの世で修行中、ピッコロや悟飯を始めとするZ戦士たちも地球で修行を行いますが、そこでもゲームオリジナルのストーリーが展開。テレビアニメや劇場版『ドラゴンボールZ』に登場したガーリックJr.が登場し、悟空を生き返らせるためにドラゴンボールを集めるZ戦士たちとドラゴンボールを奪い合うことになります。
このあたりのゲームオリジナルストーリーはとても自然なかたちで始まり、Z戦士たちが分かれてドラゴンボール集めをする物語はとても楽しいエピソードでしたね。