原泰久氏による大人気漫画『キングダム』(集英社)は、9月18日に発売された最新の第59巻も絶好調。昨年公開の実写版映画も大ヒットを記録し、今年5月に早くも続編の製作が発表された。中国の春秋戦国時代を舞台に繰り広げられる壮大な戦いが描かれた作品で、中でも個性豊かな将軍たちの存在は大きな魅力のひとつ。そこで今回は漫画『キングダム』に登場する将軍の中で、現実に「上司にしたいと思う登場人物」をリサーチ。(将軍の定義は、作中で1万人以上の大軍を率いたこととする)20代から40代までの『キングダム』ファンの男性148名が選んだ、「上司にしたい将軍」をランキング形式で紹介しよう。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
第3位(8.8%)にランクインしたのは、秦にとって最大のライバルとも言える趙国の李牧(りぼく)。圧倒的な知略の持ち主であり、「趙国三大天」の一人に数えられる人物だ。ふだんは温厚な好青年に見えるが、戦いになると類まれな軍略家としての資質をいかんなく発揮する。
また、もともとは勇猛で知られる北方の匈奴との国境を守備してきた将であり、知略だけでなく武勇にも優れた一面も。彼の広い視野と洞察力が発揮されたのは戦場においてだけでなく、秦の中華統一の野望をいち早く見抜き、各国と連携して秦をせん滅する合従軍を結成したことでも見てとれた。
そんな李牧を「上司にしたい」と思った人からは「適切に部下を動かしてくれそう」(32歳・男性)、「感情にまかせず理論的に業務を遂行しそう」(37歳・男性)など、仕事を円滑に進める上で理想的な上司だと評価する声が多い。また、「頭が良いし、強いし、守ってくれそう」(35歳・男性)、「常に冷静に判断をする」(22歳・男性)、「しっかり指導してくれそう」(38歳・男性)のように、李牧の穏やかで部下思いの人間性も人気の理由のようだ。