■しゃべることに驚いた「リアル系野球ゲーム」
第4位(8.5%)には『燃えろ!!プロ野球』(ジャレコ)がランクイン。野球のテレビ中継を再現した視点やリアルな選手グラフィック、さらに合成音声で審判や観客の声を再現するという力の入れようで、「しゃべる野球ゲーム」として当時の野球少年に衝撃を与えた作品です。
いまだに「バントでホームラン」などインパクトある部分がネタとして語られがちなゲームですが、当時158万本も売れた大ヒット作だけに所持している人も多く、一時は『ファミスタ』と並ぶ対戦野球ゲームとして遊んだ人も多いはず。ゲームバランスや試合テンポの遅さといった難点もありましたが、当時のチビっ子プレイヤーは細かいことは気にせずヤクルトのホーナーでホームランを狙っていたのでした。
第3位(9%)にランクインしたのは、『キン肉マン マッスルタッグマッチ』(バンダイ)。「キン肉マンってスポーツゲーム?」と一瞬思ってしまいましたが、たしかに超人たちによる「プロレス」がモチーフ。リングの上で2対2のタッグマッチを繰り広げる対戦ゲームでしたね。
超人ごとに基本性能が異なるのは当時の対戦アクションゲームとしては斬新で、個々の必殺技もバリエーションに富んでいました。ブロッケンJr.は、なぜか父のブロッケンマンの毒ガスが必殺技になっていて、これがとにかく強力! 仲間内でブロッケン禁止のローカルルールが存在したほどです。また、足の速いウォーズマンや必殺技が当てやすいテリーマンもかなり強かった印象でした。