1989年に発売されたファミコンソフト『レーサーミニ四駆 ジャパンカップ』(コナミ)が、8月25日で発売から31年目を迎えます。当時は『月刊コロコロコミック』(小学館)にて徳田ザウルス氏が連載していた『ダッシュ!四駆郎』が絶好調で、「第1次ミニ四駆ブーム」のまっただ中! タミヤが発売する新作ミニ四駆はつねに品薄状態なほど、小学生を中心に大人気でした。
そんな「ミニ四駆」をモチーフにしたゲームソフトが『レーサーミニ四駆 ジャパンカップ』。“レーサー”の名を冠しているものの本作はレースゲームではなく、まさかのボードゲームがメインです(レーサーミニ四駆はタミヤの商品シリーズ名)。
ざっくり説明すると「人生ゲームをやりながらお金を貯め、ミニ四駆を強化していく」といったゲーム内容。もちろんその途中には、ライバルとのミニ四駆勝負や大会に出場するといったイベントも……。その最終目標は、ゲームタイトルになっている「ジャパンカップ」と呼ばれる、実在するタミヤ公認のミニ四駆大会を制覇することにあるのです。
そしてゲーム内に登場するミニ四駆やパーツ名などは、実際にタミヤから発売されているモノをそのまま使用(ただしモーターは「M」などと省略)。そのため当時のテレビCMでは「ミニ四駆の世界をファミコンでリアルにシミュレーション」とうたわれていました。