■魔法少女の代名詞とも呼べる2作品!

 第2位(22%)には、横山光輝氏の漫画が原作の『魔法使いサリー』がランクイン。1966年に一度アニメ化されているが、今回のアンケートに該当するのは続編となる1989年放送の第2期アニメ。魔法の国から人間界へとやってきた小学5年生の少女・夢野サリーが主人公。前作のラストで人間界に別れを告げたサリーは、魔法の国の女王戴冠を目前にしていたが人間界での親友・花村よし子の危機を知り、戴冠式から逃げ出して人間界へ。魔法の国の掟に従い、よし子たちと人間界で培った友情の記憶を消去したサリーが、新たにイチからやり直すというストーリーだ。

 戦ったりするのではなく、基本的には人助けのために魔法を使うサリー。クラスメイトとの心温まるエピソードが多く、感動させられるシーンも多かった。よし子やすみれといった友人を始め、使い魔のカブやポロン(人間界ではサリーの弟と従姉妹という扱い)などもかわいくて魅力的だった。

 そんなサリーの魔法の呪文と言えば「マハリク、マハリタ、ヤンバラヤン」。第1期に続いて第2期のオープニング曲になっている『魔法使いサリー』の歌詞に出てくる有名なフレーズでもあるので、覚えている人は多いことだろう。

 そして僅差で第1位(23%)に輝いたのは、赤塚不二夫氏が原作の『ひみつのアッコちゃん』だった。こちらもサリーちゃん同様に何度かアニメ化されているが、フジテレビ系で放送された1988年放送の2作目、98年放送の3作目が今回のアンケートに該当する。とくに2作目のアニメが放送された日曜6時枠では『ちびまる子ちゃん』の前番組にあたり、「テクマクマヤコン・コンパクト」といった関連グッズも爆発的に売れた。

 主人公のアッコは、鏡の国の女王からもらった魔法のコンパクトの力で、何でも望む姿に変身が可能。いろんな職業(の姿)に変身して、困った人を助けていくストーリーだ。2期のアッコの声は堀江美都子が担当し、前作から受け継がれたおなじみの主題歌『ひみつのアッコちゃん』も堀江自身が歌っている。ちなみに98年放送の第3期のアッコ役は、『名探偵コナン』の毛利蘭役などで知られる山崎和佳奈が務めた。

 そんなアッコちゃんの魔法の呪文といえば「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、○○にな~れ」と「ラミパス、ラミパス、ルルルルル~」。このアニメを見ていた世代なら、一度くらいはつぶやいたことがあるはず!?

(ふたまん編集部)

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