■第2位は『80年代』と2冠達成!

 第3位(13.5%)は冨樫義博氏による『幽☆遊☆白書』。1990年から1994年にかけて連載されていた作品で、浦飯幽助(うらめし・ゆうすけ)が仲間たちとともにさまざまな敵と戦っていくというバトル漫画。

 テレビアニメは1992年から1995年に放送されていたが、独自の特徴として子ども向けを意識してかなりアレンジが加えられている。

 たとえば戦闘シーンが原作より派手になっているほか、アニメでは幽助の決め台詞として使われる「伊達にあの世は見てねぇぜ!」は、実は原作では1度も使われていない。また、解説兼コメディリリーフにオリジナルキャラ・ジョルジュ早乙女が登場したり、原作の幽助がバリバリのヤンキーだったのに対し、アニメは“ちょっとヤンチャ”レベルに描写が控えられていたり、細かいところも上げるとかなり多くのアレンジが加えられている。

 新たにリメイクする場合、原作準拠にするか、旧アニメ版に沿うか、ファンの間でも大きく意見が分かれるところだろう。

 なお主要メンバーのひとり、妖狐・蔵馬を緒方恵美(55)が演じているが、当時は無名でこれがテレビ初レギュラーだった。

 第2位(16.0%)は、北条司氏の『シティーハンター』。新宿を舞台に、スゴ腕だけど美女にめっぽう弱いスイーパー・冴羽獠(さえばりょう)と、かつての相棒の妹・牧村香の2人で数々の事件に挑むハードボイルドコメディ。原作は1985年から1991年にかけて連載。90年代には1989年から1990年の『シティーハンター3』と、1991年の『シティーハンター‘91』がテレビアニメとして放送されている。

 2019年には完全新作アニメ映画『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』が上映され興行収入15億円を突破。そのブームを受け、今回のアンケートでもテレビシリーズを再度見たいという声が寄せられた。

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