■現在も続く人気シリーズの原点がここに!

 第4位(6.5%)には、『第2次スーパーロボット大戦』がランクイン。さまざまなロボットアニメのキャラや機体が登場するクロスオーバー作品で、いまだに新作が発売される人気シリーズ。1991年4月にゲームボーイで無印の『スーパーロボット大戦』が発売されているため、ファミコンでは1作目(1991年12月発売)にもかかわらず“第2次”と銘打たれている。

 しかし、スパロボのオリジナルストーリーに登場する架空の軍事結社「ディバイン・クルセイダーズ」との戦いを描いたシリーズはこの第2次から始まったので、実質「シリーズの元祖」と捉えている人も多いことだろう。

 同作には『ガンダム』シリーズや『マジンガーZ』『ゲッターロボ』といった人気ロボット作品のパイロットや機体が登場。ファミコンというハード的な制約がある中、ゲッターの合体シーンやバトル時に各作品のBGMが流れるなど、原作好きにはうれしい要素が満載。また、シリーズのファンにはおなじみの、バンプレストオリジナル作品『魔装機神サイバスター』も、この第2次で初登場を果たしている。

 第3位(7%)は、競馬をモチーフにしたシミュレーションゲーム『ダービースタリオン』シリーズ。ファミコンでは1991年に『ベスト競馬 ダービースタリオン』、1992年に『ダービースタリオン 全国版』が発売された。言わずと知れた競走馬を育成するシミュレーションゲームの草分け的な存在で、大人のギャンブルだった“競馬”をチビっ子にまで広めた功績は大きい。

 ライバル競走馬はアグリキャップやアイリスフウジン、スーパークリックのようにもじった名前になっているが、ちょっと競馬を知っている人にはモデルとなった馬はバレバレ。ついでに騎手名も“おたべ”“しばたま”“たき”“よこのり”のようになっていた。

 このゲームをきっかけに競馬に興味を持ち、さまざまな知識を勉強した人も多いはず。かく言う自分もダビスタをやっていなかったら、子どもながらに「インブリード」の意味を知ることはなかっただろう。それと馬の故障発生時に出る「なんか ようすが ヘンです…」のコメントは地味にトラウマに……!?

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