■トップアイドルを目指す異色のRPG

プレイヤーはチャイルズを売り出すため世界を旅する

 ラサール石井さんプロデュースによる本作は、芸能プロダクション「石井光三オフィス」が社運を賭けて作ったお笑いアイドル「チャイルズ」とのタイアップゲーム。チャイルズのメンバーはりん、きりこ、ゆうこの3人で、きりこは、あの磯野貴理子さんです。ゲームは、チャイルズのマネージャーとして全国で彼女たちを売り込み、トップアイドルにするというのが目的のRPGで、戦闘コマンドは「たたかう」のかわりに「よいしょ」。マネージャーとしていろいろな相手によいしょをしながら金と人気を獲得していきます。

ファンが増えると何気にうれしい気持ちに

 このゲーム、チャイルズが「お笑いアイドル」であることもあり、出だしのプロフィールから「りん、3歳にしてイタコを目指す」「きりこ、19歳なのに20歳の妹がいる」「ゆうこ、脂性であまりの油のために、滑って幼稚園に通えず」とボケてきます。

戦闘で死ぬと石井社長に怒られる

 基本的な流れは敵を「よいしょ」し、相手の罵倒にひたすら「たえる」こと。人だけでなく、ゲロやうんちを相手に気持ち良くさせて、ファンになってもらうことで自分たちがパワーアップしていきます。お笑いアイドルのパワーアップとは、持ち歌、持ちネタを増やして、営業を重ねて人気を獲得していくことで、より大きなホールでコンサートをしていくのです。このあたりが、一般的なロープレと目的が違って斬新でした。

 現実にいるアイドルを操作して、売り込んで都市でコンサートをするという現実的このゲーム。アイドルも人なので、一定時間ごとにトイレに行きたくなるのですが、フィールドをうろちょろと歩き回ったりして、トイレを見つけられないと「フマンド(不満度)」がどんどん増えて、100%になるまで放置してしまうと、即死(事務所に強制送還)してしまいます。そうなる前に、マネージャーのプレイヤーは彼女たちに紙おむつをあてがわなければなりません。また、アイドルなので、お触りとかセクハラをされてもフマンドは増えますので、アイテムなどで解消することも大事です。

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