芸人フジタが“伝説的バカゲー”誕生日に振り返る『ラサール石井のチャイルズクエスト』の思い出の画像
ファミコン用ソフト『ラサール石井のチャイルズクエスト』(フジタ私物)
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 みなさん、こんにちは。ゲーム芸人のフジタです。今から31年前、1989年の6月23日に、ナムコさんからファミコン用ソフト『ラサール石井のチャイルズクエスト』が発売されました。

 当時、ナムコさんのタイトルは定価が比較的安めで「面白いのに安い」という印象が強かった。もちろん、中には“つかまされた”というゲームもあり、かの珍作『マインドシーカー』などでゲームキッズに大きな衝撃を与えたメーカーでもあります。『マインドシーカー』は1989年にファミコン用ソフトとして発売されたゲームで、キャッチコピーは「超能力開発ソフト」。その驚異的内容の噂はすぐに広まり、鬼のような早さで中古価格が下げられた、伝説的なワゴン行きの早さを持ったソフトだったと記憶しています。

 ただ、「ワゴン行きが早い=クソゲー」と言い切れないのも事実。パッと思い出す限りでも、『マッピーキッズ』や『マッピーランド』、『ファザナドゥ』に『シャドウゲイト』などなどは、発売後わりとすぐに980円から1980円といった激安価格がつけられていましたが、内容がすばらしくどれも十分に楽しませてもらいました。

『ラサール石井のチャイルズクエスト』OP画面

 本日31回目の誕生日を迎えた『ラサール石井のチャイルズクエスト』も、ナムコさんの歴史の中では『マインドシーカー』につぐスピードでワゴン行きになったソフトです。バカゲーと名高い本作ですが、その斬新な設定で攻めまくっており、かなり楽しめる「良ロープレ」とも認識しています。

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