どうも、特撮芸人のしいはしジャスタウェイです。今回、どうしても書きたくなってしまった題材が、東京ドームシティにあります「シアターＧロッソ」のヒーローショーの元祖「後楽園ゆうえんち野外劇場」についてです。
関東出身の人には「後楽園ゆうえんちで僕と握手！」のテレビＣＭは、なんとなく頭にあるんではないでしょうか？ その後楽園ゆうえんちのヒーローショーがとにかくすごすぎるんです。現在行われているシアターＧロッソのショーも、奈落落ちやワイヤー、プロジェクションマッピングといった技術が駆使されており何度もどぎもを抜かれます。しかしこの野外劇場も負けていないんです。
まず名前の通り、野外にあるこのステージ。そのステージが横に長い作りとなっていて、収容人数も２０００人という大収容。このステージの特殊性を生かした演出がすごいんです。
ショーではヒーローたちがピンチに陥るシーンがあり、もうダメか……とハラハラしている場面でレッドによる「待てぇー！」という声がどこからか聞こえてきます。客たちはどこから登場するのか周りを見渡すんですが、ステージの端から登場？ 違う！ 後ろから登場？ 違う！ え？ じゃあどこ……!? と探していると、ステージの上を走っているジェットコースターのその先頭になんとレッドが立ってるんです！
客席からは当然驚きの声。初めて観た人は、そのあまりにインパクトのある登場を理解出来ないはず。自分の予想を遥かに越えた場所からの登場と、ジェットコースターに人が立っているという現実離れした出来事にプチパニックになります。登場したレッドは、銃を敵に目掛けて放ち、火薬がドカン！ ジェットコースターとともに颯爽と去っていきます。この間わずか数秒。見た人の記憶に一生残ります。これ命綱なしでやっていたんですよ。
ツイート
シェア
LINEで送る
