1985年5月、「1.9.8.5. 宇宙ガ、マルゴト、ヤッテクル」のキャッチコピーで、1作のシューティングゲームがアーケードゲームとしてリリースされました。
そのタイトルは『グラディウス』(コナミ)。その後、関連タイトルが数多く発売されているので、名前くらいは聞いたことのある人は多いことでしょう。
『スペースインベーダー』(タイトー、1978年稼働)の流行以降、シューティングゲームというジャンルは、目覚ましい進化を遂げてきました。中でも『グラディウス』は、ステージの特性を活かした画期的なギミックや、下部のゲージを見ながらプレイヤーが任意に装備を変更できる独特のパワーアップシステムなどを採用。革新的なタイトルとして、多くのゲームファンにその名を知らしめました。
黒の宇宙空間の背景に映える長く伸びるレーザー、神秘的なBGM、宇宙から着想されたえたいがしれない敵キャラたち……あらゆる要素がプレイヤーの心に響いた屈指の名作です。
そんな『グラディウス』は、ちょうど34年前の1986年4月25日にファミコン版が発売。ハードの制約というハードルがある中、ゲームそのもののコンセプトは維持しながら、あの魅力的なステージを見事に再現。当時のファミコンキッズたちをとりこにして、100万本を超える大ヒットを記録しています。