10月8日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)の次世代ゲーム機「プレイステーション5」が2020年の年末商戦期に発売されることが明らかになった。突然の情報解禁に、ネット上では大反響が巻き起こっている。
同ゲーム機についての情報は、SIEの公式サイトやウェブメディア「WIRED」などで発表された。次世代機の存在は以前から関係者によってほのめかされていたが、今回は初めて正式に「PS5」という名称が用いられることに。またゲーム機のスペックや機能に関してもさまざまな情報が公開されている。
「まず目玉となっているのは、新しいコントローラーについての発表です。プレステ公式サイトの『PlayStation.Blog』によると、新コントローラーは“ハプティック技術”によって振動機能が飛躍的に向上しているそうで、“草原を駆け抜け、泥の中を這う感覚”すら味わえるようになるそうです。さらにL2・R2ボタンに抵抗力が備わるそうで、弓を引いたときや、荒っぽい地形で車を加速させるたときの感覚などが、はっきりと感じられるそう。よりダイナミックにゲームの世界観に没入できるコントローラーになりそうです」(ゲームライター)
またPS5ではハードディスクではなく、半導体メモリーを利用したSSDが記憶媒体として搭載される予定。「WIRED」の取材記事によるとSSDを導入することでデータの読み込み時間が短縮され、空き容量も大量に確保できるようになるという。
ネットではこれら新型プレイステーションの発表が話題に。「思ったより早くて参った」「さらっと情報が出てきてびっくりした」「ついに公式発表きた!」「こないだPS4を買ったばかりなのに」と驚きの声が続出。その一方で、「まだPS4のタイトルでやってないのめちゃくちゃある」「PS4全然やりきれてないのにもうPS5!?」といった反応も目立った。
「新しいゲーム機が発売される際には、既存ゲーム機との互換性が注目を集めるもの。とくにPS4は従来のソフトが一切プレイできない仕様だったため、不満を抱えている人が多くいました。しかしPS5に関しては、プレスリリースで“PlayStation4タイトルとの互換性実現に向けた設計”と記されていることが大きな注目を集めています。PS4の名作もプレイできるのだとすれば、“買い”と考える人は多そうです」(前出のゲームライター)
奇しくも2020年の冬には、マイクロソフトから次世代ゲーム機として「Project Scarlett」が発売される予定になっている。次なるゲーム業界の覇権争いがどんな展開を迎えるのか見守っていきたい。