■2体の上弦の鬼…絶望に差した希望の光!「刀鍛冶の里編」甘露寺蜜璃
鬼殺隊の武力の要である日輪刀を生み出す“刀鍛冶の里”が襲撃される「刀鍛冶の里編」でも、忘れられない援軍登場シーンがある。
上弦の伍・玉壺と、上弦の肆・半天狗という2体の上弦の鬼に里が襲撃を受けた際、偶然居合わせた炭治郎。ほかにも彼の同期である不死川玄弥と、霞柱・時透無一郎が里に滞在していた。恋柱・甘露寺蜜璃もその直前まで里にいたが、彼女は一足先に里を離れた後だった。
しかし、玉壺が生み出した化け物に刀鍛冶たちが襲われているところへ颯爽と現れたのは、里を去ったはずの蜜璃だった。実は彼女が担当していた地区が里から近かったため、襲撃の報せを受けてすぐに駆けつけることができたのだ。
里一番の技術を持つ里長・鉄地河原鉄珍のもとへ駆けつけた蜜璃は、他の隊士が手も足も出なかった巨大な化け物を、「恋の呼吸 壱ノ型 初恋のわななき」であっという間に倒してしまう。
蜜璃の見せ場はこれだけにとどまらない。炭治郎と竈門禰󠄀豆子、玄弥は半天狗と戦っていたが、喜・怒・哀・楽の4体に分裂した鬼が合体し、さらに強力な鬼「憎珀天」へと姿を変えるという絶望的な展開を迎えていた。
分裂した鬼たちの能力をすべて使うだけでなく、巨大な木の竜まで操る憎珀天の攻撃に押され、ついに竜に飲み込まれてしまった炭治郎。竜の口内で押し潰されそうな彼を救い出したのも、また蜜璃だった。
「キャーーッ すごいお化け なあにアレ!!」と言いながらも、木の竜をいともたやすく切り刻む蜜璃。満身創痍の炭治郎を「休んでていいよ!!」「頑張ったねえらいぞ!」と労う彼女の姿は、戦場の緊張感を和らげる。しかし、その可愛らしさとのギャップが、あらためて柱としての彼女の並外れた強さを際立たせた名シーンである。
上弦の鬼が2体も襲来するという危機において、蜜璃の援軍はまさに希望の光だった。彼女が憎珀天を1人で引きつけていなければ、勝利はつかみ取れなかっただろう。
窮地に陥った時、仲間が助けに現れるシーンは少年漫画の醍醐味ともいえる。『鬼滅の刃』には命がけの戦いも多く、隊士たちは強大な鬼を前に、幾度となく死の淵をさまよってきた。
それでも諦めずに人々を守り、助けようと戦い続ける彼らの姿は、多くのファンを魅了してやまない。劇場版で描かれる「無限城編」において、鬼殺隊はさらなる苦戦を強いられるだろう。彼らがどのように戦い、助け合っていくのか、その結末を最後まで見届けたいと思う。
■『鬼滅の刃』をもっと知れる!『鬼滅の刃公式ファンブック』をAmazonでチェック



