ホラーゲームの大金字塔『バイオハザード』シリーズの最新作『バイオハザード レクイエム(以下、レクイエム)』が発売されて3ヵ月。全世界の販売本数は700万本を超え、まさに世界的な大ヒットゲームとなっている。
そこで今回の『宇内梨沙「ひねもすぬまりぬまりかな」』は特別編! 『バイオハザード』シリーズを心から愛し、最新作の『レクイエム』も最高難度「Insanity」をプレイするほどやり込んでいる宇内さんがカプコンの開発スタッフに直撃インタビュー! 本作プロデューサーの熊澤雅登さん、リードゲームデザイナーの深澤健司さんに、『レクイエム』のことを根掘り葉掘り聞いた!
【前編/全2回】
※本記事は『バイオハザード レクイエム』の内容を含みます。
【ゲスト】カプコン『バイオハザードレクイエム』スタッフ
プロデューサー・熊澤雅登氏
リードゲームデザイナー・深澤健司氏
■かっこよすぎる…アクションへのこだわり
宇内梨沙(以下、宇内):まずは『バイオハザード レクイエム』大ヒットおめでとうございます。あらためて手ごたえはいかがでしょうか。
熊澤雅登氏(以下、熊澤):開発チームとしてもすごくホッとしているというのが現状です。いろいろなパターンや試行錯誤を繰り返して、今の『レクイエム』にたどり着いたので、たくさんの方に楽しんでいただけて我々としても本当に良かったなと思っています。宇内さんのゲーム実況の配信も拝見しまして……楽しんでくださったようで本当に良かったです。
宇内:見ていただいたんですか! ありがとうございます。本当に大満足の内容で、『バイオハザード』の30周年を記念するタイトルになったと思います。ユーザーからのリアクションで印象に残っているものはありますか。
深澤健司氏(以下、深澤):自分はキャラクター周りを中心に担当していて、レオンのガンアクションやアニメーション……リロードやチェンバーチェック(薬室確認)、アンロード(排莢)といった細かい演技をたくさん盛り込ませていただきました。なので、『レクイエム』発売後にレオンがリロードする動画が話題になって、まとめ動画などもたくさん上がったのはすごく嬉しかったですね。
宇内:以前から『バイオハザード』シリーズは、田村装備開発のスタッフのみなさんがガンアクションのモーションキャプチャーやアクション監修を担当されていますよね。今回の『レクイエム』でも、射撃や装填のモーションにすごくこだわりを感じますが、開発者としてどんなことを考えて取り組まれたのでしょうか。
深澤:今回は、レオンとグレースという2人のキャラクターがゲームに登場していますが、まずそれぞれの特徴を考えました。30年近くバイオテロと戦い続けてきたレオンと、戦闘は不慣れなグレースの対比ということですね。
そこをふまえ、レオンが成熟したプロフェッショナルであるというところをしっかりと作り込んでいこうと最初からスタッフと話をしていました。『バイオハザード』シリーズと田村装備開発さんは深いつながりがあって、今回もアクションを監修してくださるということだったので、そこはしっかりとお願いしつつ、銃にこだわりのあるアニメーターのみなさんに参加していただいて、それぞれの力を結集して作ったものが今回のアクションなんです。
宇内:レオンで銃を使ってとどめを刺す、特殊なアクションも見られますよね。相手のアゴの下に拳銃を突き付けて発砲する姿はすごくカッコイイです。ああいうアクションもリアルな動きを追求されているんでしょうか。
深澤:そうですね。銃でのフィニッシュアタックはリアルというよりも、爽快感やカタルシスが感じられるガンアクションを追求しています。レオンをよりカッコよく見せようと試行錯誤している中で生まれたアクションですね。いろいろな資料を参考にしながら、違和感がないようなかたちに作っていきました。
宇内:ネット上では、ミリタリーの装備に詳しい方がレオンのベルトの摩耗具合に注目して「あまりにもリアルすぎる」と話題になっていましたよね。私もそんな細部までこだわっていることに驚きました。
深澤:今回、武器や装備は「Volk Tactical Gear」さんと協力しています。「Volk Tactical Gear」さんが提案してくださった装備を3Dスキャンで取り込んで、ゲームの中に反映しているんですよ。おかげで、そういう細部までしっかりと装備の状態が反映できたのだと思います。
宇内:そうなんですね!
熊澤:ぜひ、こちらからも宇内さんに伺いたいのですが、今回のレオンのゲームプレイに関してはどんな感想をお持ちですか?
宇内:正直、最初はレオンももうさすがにいいお年だろうな……と思っていたんですよ。『バイオハザード4』のときにキュンキュン感じたレオンはもういないのかもなって予想していたんですけど、実際に『レクイエム』のレオンと再会したら、本当に素敵な歳の重ね方をしていて……今作でもレオンの魅力にどっぷりとハマりました。
熊澤:そう言っていただけて嬉しいです!
宇内:最高でした。レオン、カッコ良かったです。変わらず素敵でした。ありがとうございます!


