『鬼滅の刃』立志編第7話、いきなりラスボス登場…「いま思うと凄い」鬼舞辻無惨との邂逅に残る疑問とフラグの画像
アニメ『鬼滅の刃』竈門炭治郎 立志編 公式サイトより ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 現在、フジテレビ系にて毎週日曜日朝9時半より全話再放送中の『鬼滅の刃』。2026年5月17日には『竈門炭治郎 立志編』の第7話「鬼舞辻無惨」が放送された。

 ストーリー前半は先週に引き続いて、沼鬼との戦闘と決着が描かれ、後半は竈門炭治郎が新たな任務で浅草に赴き、鬼舞辻無惨と邂逅するシーンが放送された。

 7話にして早くもラスボスが登場するという衝撃回で、今後のフラグも盛りだくさんの回であった。

 

※本記事には『竈門炭治郎 立志編』第7話の内容を含みます。

■炭治郎に見え隠れする「心の闇」

 まず沼鬼戦では、後にも先にもないほど、鬼に対して冷酷な炭治郎が見られるのが新鮮だった。若い娘を「喰ってやった」と言う沼鬼の口を問答無用で横に切り裂く炭治郎の姿はアニメでも十分に驚いたが、原作漫画では怒り心頭に達した炭治郎が、もっと恐ろしい描かれ方をしている。

 その姿は真っ黒のシルエットに目だけがギョロリと描かれ、「もういい」のセリフが添えられていた。まっすぐな性格の炭治郎にしては珍しく鬼を説得することもなく、ふだん誰にも見せない彼の心の闇ようなものを感じてしまった。

 その後、鬼舞辻無惨についての情報は何も得られないと察した炭治郎は、沼鬼にとどめを刺す。和巳に婚約者の遺品を渡し、先ほどとは打って変わって「失っても失っても生きていくしかないんです」と優しく告げた。

 「何がわかるんだ お前みたいな子どもに」と突っかかる和巳にも何も言わず、優しくほほ笑む炭治郎。彼の過去を知る視聴者の目には、とんでもなく悲しいシーンに映った。

 炭治郎だけでなく、鬼に大切な人を奪われた鬼殺隊の誰もが「失っても失っても生きていくしかない」と思っているのだろう。この炭治郎のセリフは、そのまま第19話「ヒノカミ」のクライマックスや、エンディングで使用された椎名豪 featuring 中川奈美による楽曲「竈門炭治郎のうた」の歌詞にも使用されている。

 『鬼滅の刃』の作品全体に通じる、命に対する向き合い方は、この頃から確立していたことが分かるシーンだ。

 アニメで炭治郎がほほ笑むシーンを見た視聴者からは「この顔が泣ける」「見てるこっちも救われる」「ここの表情たまらんのよね 泣きそうになる」といった感動の声が多く寄せられた。この時のセリフは作中屈指の名セリフであるとの声も多い。

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