数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?
■家庭用の体感バイクレースゲーム!? 「トップライダー」
ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第47回
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。前回は『ファミリーコンピュータ ロボット』のお話をしましたが、ファミコンにはこうした変わり種の周辺機器みたいなものが、まだまだあります。
うちの店の中でも目立つ、この大きな箱は『トップライダー』(バリエ/1988年)というバイクレースゲーム。箱の中にはビニール製のバルーンが入っていて、それを同梱のポンプで膨らませ、ハンドルを取り付けると、バイクを模した専用コントローラーになるんです。それにまたがって、バイクを右に左に傾けて操作するんですね。
当時、ゲームセンターに『ハングオン』(セガ/1985年)というバイク型筐体の体感ゲームがあって、私もよく遊びました。クオリティはともかく、『トップライダー』もイメージはそんな感じです。
ファミコンとハンドル部分とをケーブルで接続するんですけど、メーターの絵が描いてある部分に、パチンコ玉みたいなものがいくつか入っていて、バイクを傾けるとジャラジャラ動きます。それが通電することで、傾きを認識する仕組みのようなんです。すごいアイデアですよね。
このゲームもとても珍しい品で、この店舗に持ち込まれたことはありません。いま販売中の商品は、ハードオフグループの「オファー買取」に出品されたものです。
この商品はハンドルを固定するビスが欠品した状態ですが、2万9700円(税込)で販売しています。ちなみに、ゲームカセットのみの商品もありまして、こちらは1万3200円(税込)。『ファミリーコンピュータ ロボット』の『ジャイロセット』や『ブロックセット』とは違って、こちらはカセットさえあれば、ファミコンのコントローラーでも普通に遊ぶことができます。


