■『NARUTO』の温和で控えめなヒロインは、ヤンチャな子を叱りつけるママに
最後に取り上げるのは1999年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されていた『NARUTO ーナルトー』のヒロイン・日向ヒナタ。忍同士が忍術や体術を駆使して派手な戦いを繰り広げる同作品のなかで、ヒナタは控えめでおとなしい性格の女の子だった。
そのヒナタが幼い頃から惹かれていたのが、主人公のうずまきナルトである。木ノ葉隠れの里の皆から疎まれながらも、里のリーダー「火影」になるという夢を諦めないナルトの強さに、ヒナタはまぶしさを感じていたのだろう。
そしてヒナタの妹ハナビがさらわれる事件が描かれた2014年公開の映画『THE LAST ーNARUTO THE MOVIEー』で、ナルトは初めてヒナタへの想いを自覚した。
2人が結ばれた後、ヒナタはボルトとヒマワリを生み、1男1女の母となる。そして息子であるボルトの活躍を描いたのが、2016年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されていた『BORUTO ーボルトー ーNARUTO NEXT GENERATIONSー』だ。
母となったヒナタは第一線を退いており、主婦としてうずまき一家を支えている。ヤンチャなボルトを叱りつける場面も多く、ふだんの大らかさとは対照的に、怒らせると怖いキャラは健在である。
ただし2世が主人公のバトル漫画の場合、親がトラブルに巻き込まれるのは避けられない様子。2019年から『Vジャンプ』(集英社)で連載されている『BORUTO』の第2部では、ヒナタはナルトと一緒に封印され、その後3年間眠り続ける状態となっている。
少年漫画を彩ったヒロインたちも大人になり、自由奔放な夫に手を焼いたり、陰ながら支えたりと、幸せながらも苦労が絶えない母親になっているケースも多い。ただしバトル漫画の続編作品においては、力を持ちすぎる両親は、何らかのかたちで動きを封じられる展開になることも珍しくないようだ。
今回紹介した続編作品では、かつて憧れたヒロインたちの子どもが登場。妻であり母となった彼女たちの姿も見られるので、気になる人はこれを機にチェックしてみてはいかがだろうか。
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