4月5日よりついにスタートした、待望の「ぴえろ魔法少女シリーズ」最新作『魔法の姉妹ルルットリリィ』。主人公の姉妹、妹の野々山 風と姉の野々山 流を演じるふたり、橘 めいさんと小鹿なおさんにインタビュー! 難役ならではの繊細な演出や、昨今のアニメにはない唯一無二の”速度”について語ってくれた。
【第2回/全3回】
ーーアフレコが始まってから、印象に残っている現場での出来事やスタッフさんの言葉はありますか?
小鹿 第1話で流ちゃんというキャラクターを固めるにあたって、スタッフさんから「言葉をかけすぎてはいけない」と言われたんです。「流ちゃんはそこまでしゃべれる子ではないから、いまの感じだとちゃんと言葉のキャッチボールができちゃっている」みたいな。
ほかには「暗くはないんです。“天然”なんだよ」とか。風ちゃんとの会話シーンでも、「素直に喋れているわけではないけど、流ちゃんの中ではちょっと楽しくしゃべれているつもりなんです。でも周りから見るとそうは見えない、という感じです」と言われたり、本当に繊細な作業でした。
ーー聞けば聞くほど難役ですね……。どうやって調整したんでしょうか。
小鹿 いろいろパニックになっちゃいましたが(笑)、画面を見ちゃうと、そこに映る絵の距離感で言葉を発してしまうのかなと思ったので、なるべく画面を見ないようにしていました。
橘 私は最初に台本を読んだときに、「元気で明るい小学生」と決めてお芝居をしてしまっていたんですね。でも第1話の中でも、「もっと元気に」「ここは適当な感じで」「それだとちょっと元気すぎるよ。もっと繊細に」とかいろいろ言っていただいて、そのときは「どれが風ちゃんの正解なんだろう」と思ってしまったんです。
けど第1話を全部録り終えてようやく、1人の人間としていろんなことを考えながら生きているから、ひとつひとつ、自分に近い起伏があるんだなと、風ちゃんの中の起伏を出していけたらいいなと思いました。流ちゃんはそれ以上……。
小鹿 繊細だよね、どの役も。
橘 本当にそう思います。


