■ウルトラマンタロウ、ゾフィーまでクチバシで容赦なく刺殺した「バードン」

 『ウルトラマンタロウ』にはエンマーゴ以上に衝撃的な強さを見せつけた怪獣が現れる。それが1973年放送の第17話「2大怪獣タロウに迫る!」、第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」、第19話「ウルトラの母 愛の奇跡!」と3話にまたがって登場した火山怪鳥「バードン」だ。

 異常噴火が起こった大熊山の火口の底に巨大な白い卵があり、この卵からバードンが誕生。バードンは古代に棲息していた鳥獣の一種で、マッハ10の速さで飛ぶことができ、食葉怪獣「ケムジラ」を好物としていた。

 この時、東京にケムジラが出現し、タロウと激闘を繰り広げている最中、突如としてバードンが飛来。最大の武器である鋭いクチバシをタロウの胸や腰、背中に容赦なく突き刺し、タロウを絶命させると、バードンはケムジラを捕食して悠々と飛び去った。

 ケムジラとの戦いで消耗していたとはいえ、タロウの敗北はあまりにもショッキングな出来事だった。

 続いてバードンは、地球に救援にきたゾフィーと対戦。Z光線を受けて倒されたかに見えたが、すぐさま起き上がったバードンは口から猛烈な火炎を吐いて反撃すると形勢逆転。さらにクチバシでゾフィーまで串刺しにして勝利をおさめた。

 その後、バードンはウルトラの母の力で復活したタロウと再戦。この時はタロウの新たな武器であるキングブレスレットの放電攻撃を何度も食らい、バードンはたまらず退散する。

 そして、タロウとバードンは3度目の戦いを繰り広げることになるが、この時バードンは最大の武器であるクチバシを巨大化したキングブレスレットによって封じられてしまう。

 そのうえタロウの猛攻を受けたバードンは、キングブレスレットが作り出した分身に惑わされ、大熊山の火口に激突。最後は噴火に巻き込まれ、命を落とした。

 タロウとの2戦目以降は苦戦を強いられたものの、結局タロウの技で仕留められたわけではなく、肉体の強靭さは申し分ない。

 もう少し頭脳的な戦いができていたらタロウに勝てたかもしれないが、それでもバードンは昭和の『ウルトラマン』シリーズの中で最強の部類に入る怪獣の1体だろう。


 今回例に挙げたように、地球生まれの怪獣にもウルトラ兄弟と対等以上に渡り合う強者がいた。怪獣の中の最強候補はいろいろいると思うが、地球怪獣たちも侮れない強さを持っている。皆さんが最強だと思う、地球出身の怪獣はどの怪獣だろうか。

 

『タロウ』に登場した地球育ちの最強怪獣をチェック

ウルトラマンタロウ大怪獣図鑑
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