■松岡さんに「ゴマちゃん!」と呼ばれた瞬間の感覚
ーー松岡さんにとってのアシベの魅力はなんですか?
松岡 アシベは楽しいことに一直線に向かっていくところが大きな魅力だと思います。目の前に楽しいことがぶら下がっていたら、迷わず飛びついてしまうような、まっすぐな子です。
ただ、その一方で、ふとした瞬間にとても大人びたことを言っていて、そこがすごく印象的です。アシベの父ちゃんと母ちゃんも、物事を少し変わった角度から語ることがあると思いますが、その血を感じる瞬間がアシベにもあります。
現実をちゃんと見ているところもあるけれど、楽しいことがあればすぐに気持ちがそちらに向かってしまう。大人の部分と子どもの部分が同居しているバランスがとてもリアルです。
ーー実際に演じた方ならではの魅力ですね。
松岡 実は以前、学童でアルバイトをしていたことがあり、子どもたちとたくさん話しました。そのときに「頑張ればうまくいくよ」と励すと、「いや、現実はそうもいかなくてね……」と返してくる子がいたんです(笑)。子どもたちなりに世界をちゃんと見ていて、意外とリアリストなんですよね。
アシベにも、そういうリアルさを感じる瞬間があり「あ、子どもってこういうふうに世界を見ているんだ」と気づかされることがあります。ですが、その直後にコロッと感情が変わり楽しい方へ走っていく。その“コロッと具合”が本当に等身大の小学3年生らしくて、とてもかわいらしいです。
ーー神月さんはゴマちゃんの魅力はどこにあると思いますか?
神月 何といっても、お顔やフォルムといった愛くるしいビジュアルですよね。そして、ひたすらアシベのことが大好きで、でも振り回されて悲しくなってしまうところもある健気さも魅力ですし、全部ひっくるめて愛おしい存在です。
それから、これまでは純粋に「かわいい」「癒される」と思っていましたが、自分が声を担当させていただくようになってからは、それを通り越した感情があります。うまく言葉にするのは難しいのですが、懐に入れてずっと温めてあげたいような存在。今の私にとってゴマちゃんは、宝物のような存在です。
ーー歴代のゴマちゃんのイメージが色濃く残っていたなか、お芝居をする中でどんなことを感じていましたか?
神月 こおろぎさとみさんや東山奈央さんのゴマちゃんは本当に大好きですし、それぞれの方にしか出せないゴマちゃんの声があると思っています。
でも、どんなに真似しようとしても、絶対に同じにはなれないし、近づくことはできない。それならば、声の出し方や感情の表し方は、私のゴマちゃんでいこうと決めました。だから、先入観に縛られることはあまりありませんでした。むしろ、心の底からゴマちゃんと向き合いたいという気持ちが強かったです。
どのゴマちゃんも本当に大好きなので、作品を見てくださる方々の中にある大好きなゴマちゃんの中に、私のゴマちゃんも加えてもらえたらうれしいです。
ーーお互いの演技を最初に見たとき、どんな印象でしたか?
神月 ティザーPVの収録現場が初めて会った方ばかりで緊張していたのですが、アシベ役の松岡さんに「ゴマちゃん!」と名前を呼ばれた瞬間に、一気に私がゴマちゃんになる感覚がありました。「声は高めにしようかな」「どんな声量がいいかな」と考えていたんですが、それも吹っ飛んで思わず「キュー!」と声に出ました。
松岡 うれしいです!
神月 第一声を聞いた段階で「アシベだ」と思いましたし「ゴマちゃんはアシベについていきます!」という気持ちになりました(笑)。そこからはもう、初めましてではなく、相棒のような感覚になりました。
松岡 そのときのことをよく覚えていて、神月さんが「めっちゃアシベ!」と言ってくれたんです。ゴマちゃん愛にあふれた人にそう言ってもらえたのが、私の中の自信になりました。
ーー松岡さんから見たゴマちゃんの印象は?
松岡 ティザーPVの中で、ゴマちゃんの感情が矢継ぎ早に出るシーンがあるんです。難しそうだと思っていたら、神月さんが全ての感情を「キュー!」の一言で表現していました。「この人以外考えられない」と思うくらいぴったりでした。
途中からゴマちゃんに見えてくるというか、リンクする感覚があって。ゴマちゃんは人間じゃないので、そこにリンクできることはすごいことだと思うのですが、「この方ならできる」と感じました。私の中のゴマちゃん像がそこで形作られたと思います。
■作品情報
アニメ『小3アシベ QQゴマちゃん』
4月12日より毎週日曜あさ7時00分〜
テレ東系6局ネット@tvtokyo_animori
「#アニもり!」内にて放送開始
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