■『キルケーの魔女』で初映像化&ガンプラ化にファンも歓喜!

 劇場版『キルケーの魔女』で映像作品初登場となった量産型νガンダムだが、その設定自体は1990年頃の模型誌企画「M-MSV(ミッシングモビルスーツバリエーション)」の中で発表されている。

 2026年4月25日に発売予定のガンプラ「HG 1/144 アリュゼウス」は、外装を分離させることで、量産型νガンダム単体としても成立。いわば、これが初のキット化となる。

 設定自体が生まれてから30年以上の時を経て、量産型νガンダムがこのようなかたちで日の目を見るとは、誰が予想できたろうか。

 ただしゲームの『スーパーロボット大戦』シリーズなどでは、量産型νガンダムはかなりの頻度で登場していた。『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』(バンプレスト)では短期間ではあるが、オリジナル主人公の搭乗機という役割を担ったこともある。もしかすると「スパロボで量産型νガンダムを知った」という人もいるのではないだろうか。

 シリーズ最新作『スーパーロボット大戦Y』(バンダイナムコエンターテイメント)にも、アムロがνガンダムに乗り換えるまでの中継ぎとして量産型νガンダムが登場。しかしヤザン・ゲーブルから「緑のガンダムはアムロに似合わない」と言われていたのが印象的である。


 今回は劇場版アニメ『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』でまさかの脚光を浴びることになった量産型νガンダムについて振り返ってみた。今後のアニメ作品でも、設定のみしか存在しなかった幻の機体が、映像化されるサプライズに期待したいものだ。

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