■ウルトラ族の英雄ウルトラマンキングが授けた「ウルトラマント」
最後に紹介するのは1974年放送の『ウルトラマンレオ』に登場した「ウルトラマント」だ。
このウルトラマントとは、第26話「ウルトラマンキング対魔法使い 一寸法師より」にて、伝説の存在とされるウルトラマンキングからウルトラマンレオに譲られた万能武器だ。
ウルトラマンレオは怪獣人「プレッシャー」との戦いでマントを傘状の形態「レオブレラ」に変化させ、火炎攻撃を弾き返したり、刺突攻撃で腹部を貫いたりしている。
以後、マントをアームブレスレットの形状にして、腕に装備している。第31話「地球を守る白い花 花咲か爺さんより」の昆虫宇宙人「バーミン星人」や、第32話「さようならかぐや姫 竹取り物語より」の月光怪獣「キララ」との戦いでは、マントの形状で相手の動きを封じている。
防御力の高さが光るウルトラマントは、戦い以外の場面でも活用された。第37話「怪奇! 悪魔のすむ鏡」では、鬼女「マザラス星人」の住む鏡の世界から脱出する際に、ウルトラマントを巨大な鏡に変化させ、ウルトラマンレオの脱出口を作り出している。
また、第29話「運命の再会!ダンとアンヌ 狐がくれた子より」では、超能力星人「ウリンガ」にウルトラマントをかぶせ、人間と同じ大きさの「ウリー」の状態に戻すという能力も見せている。
ウルトラマントは限られた登場回数ながらも、印象に残る場面でウルトラマンレオが活用。視聴者にもインパクトを与えた万能装備だった。
今回紹介した昭和のウルトラマンたちが活用したアイテムは、単に武器や防具として用いられただけではない。時にユニークな使い方をしたり、魔法のような不思議な力を行使したりもするので、憧れた視聴者も多いはず。ウルトラ兄弟たちのそれぞれの活用法に着目しながら、各エピソードをあらためてチェックしてみるのも面白いだろう。


