1966年放送の『ウルトラQ』から始まった昭和『ウルトラマン』シリーズに登場したウルトラ兄弟はさまざまな能力を持ち、この能力を駆使して怪獣や宇宙人に立ち向かった。
攻撃方法も実に豊富で、ウルトラマンの「スペシウム光線」やウルトラセブンの「アイスラッガー」のように、それぞれの代名詞ともいえる必殺技もある。
また、自身の技だけではなく、不思議な力を秘めた強力なアイテムを手にしたウルトラ兄弟もいた。そこで今回は劇中で強烈なインパクトを残した、あまりにも便利すぎるアイテムを厳選して振り返っていきたい。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■バラバラのウルトラマンジャックを再生!? 攻守に優れた「ウルトラブレスレット」
最初にピックアップするのは1971年放送の『帰ってきたウルトラマン』に登場した万能兵器「ウルトラブレスレット」だ。
ウルトラブレスレットを初めて使用したのは第18話「ウルトラセブン参上!」でのこと。このエピソードでウルトラマンジャックは宇宙大怪獣「ベムスター」と対戦。初戦はベムスターの素早い動きに翻弄されたうえ、必殺のスペシウム光線を腹部に吸収されてしまう。
戦いから一時的に撤退したウルトラマンジャックに、ウルトラブレスレットを授けたのがウルトラセブンだ。この武器を手にして再び戦場へ戻ったウルトラマンジャックは、ウルトラブレスレットを短剣状にして投げる「ウルトラスパーク」でベムスターの頭部と両腕を切断。強敵を瞬く間に倒した。
ふだん手首にはめているウルトラブレスレットは「ウルトラスパーク」の短剣をはじめ、さまざまな形状に変化するのが特徴だ。
実際、槍状の「ウルトラランス」、フェンシングのフルーレのような針状の「ブレスレットニードル」、十字架状の槍「ウルトラクロス」など、状況に応じて形状が変化。第46話「この一撃に怒りをこめて」では、ブーメラン怪獣「レッドキラー」の最大の武器だったブーメランを、ムチ状の「ブレスレットムチ」でキャッチするという技も見せた。
そしてウルトラブレスレットは防御面でも役立ち、盾状に変化する「ウルトラディフェンダー」のほか、敵の光線を反射したり、磁力を無効化したりとさまざまな場面で活躍。第40話「冬の怪奇シリーズ まぼろしの雪女」では雪女怪獣「スノーゴン」にウルトラマンジャックがバラバラにされた際、ウルトラブレスレットの「ウルトラ再生パワー」で体を元通りにするという驚異的な能力も披露している。
このようにウルトラブレスレットは攻防に優れ、魔法のようなオールマイティな能力を有する。子ども心に「僕も欲しい!」と思わされるほど魅力的なアイテムだった。


