■ANA、ジャスコ、トイザらス……限定モデルの豊富なゲームボーイ カラー

 1998年発売の「ゲームボーイ カラー」は、限定モデルが豊富な機種で、当店の棚にもいろいろと並んでいます。前述のトイザらス限定カラーのほか、プロ野球の福岡ダイエーホークスの優勝記念モデルや、スーパーのジャスコ限定で販売されたマリオバージョン、『サクラ大戦GB』の発売を記念したソフト同梱モデルなどなど……。

 今挙げた商品の現在の販売価格は、いずれも箱や取扱説明書が欠品している状態で、マリオバージョンが7万7000円(税込)、ほかが4万円前後といったところです。

 その一方で、箱も説明書も揃っている全日空限定モデルは、販売価格が9万9000円(税込)。スケルトンブルーのオリジナルカラーが採用されていて、「ANA」というロゴも入っています。

 実は私、こんなモデルがあったとは知らなかったんです。以前、スケルトンブルーのゲームボーイを本体だけの状態で買い取ったときに、飛行機のストラップが付いていたんですね。不思議に思って、よく見てみたら「ANA」って書いてある。それでやっとこのモデルの存在を認識したわけなんです。

 調べてみると、キャンペーンや「ポケモンジェット」デザインコンテストなどの景品だったようで、非売品だったみたいですね。ちなみに、飛行機のストラップは付属品ではなかったようです。また、当店にはありませんが、「ゲームボーイ ポケット」にも全日空限定モデルがあります。

■サイズも見た目もファミコンのコントローラ!ゲームボーイミクロ

 初代ゲームボーイの後継ハードとなるゲームボーイアドバンス、ゲームボーイアドバンスSPの限定モデルは、以前『ポケモン』の回でも取り上げました。ここでは、ぜひ「ゲームボーイミクロ」(2005年)にも触れさせてください。

 ゲームボーイミクロはゲームボーイアドバンスの互換機で、手のひらサイズのコンパクトさが魅力のハード。ただ、アドバンスとは違って初代ゲームボーイのソフトが遊べなかったり、発売前年の2004年には、すでに最新ハードとなるニンテンドーDSが発売されていたりで、販売台数はあまり多くなかったようです。

 レトロゲームファンが気になるのは、こちらのモデルでしょうか。『スーパーマリオブラザーズ』20周年を記念した「ファミコンバージョン」です。ファミコンのコントローラを模したカラーリングになっていて、当店では箱・取扱説明書付きの完品を5万9400円(税込)で販売中です。

 ほか、任天堂携帯ゲーム機では比較的新しい、ニンテンドー3DSの限定モデルにも、珍しくて高額になっているものがあったりします。これもまた別の機会にお話しできるといいなと思っています。

 

※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。

【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。

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