数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?
■販売期間はわずか3か月!? 22万円超えのゲームボーイ ライト限定モデル
ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第39回
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。前回に引き続き、任天堂の携帯ゲーム機のお話をしましょう。「ゲームボーイ カラー」をはじめ、ゲームボーイの派生機には、いろいろな限定モデルが存在します。たとえば、大手玩具店のトイザらスでしか買えなかった限定色が代表的ですね。これらは全般的に高額化しています。
中でも飛び抜けているのが、この「ゲームボーイ ライト」の手塚治虫ワールドショップオープン記念バージョン。クリアレッドの本体に、『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『ブラック・ジャック』などのキャラクターがデザインされています。当店では現在、22万円(税込)で販売中です。
なぜここまで価格が高騰しているのかというと、まず、「ゲームボーイ ライト」というハード自体の数が少ない。1998年に発売され、バックライト搭載で暗いところでもプレイできると話題になった機種なのですが……。半年後には「ゲームボーイ カラー」が発売されているので、その影響もあるのでしょう。
さらにこのバージョンは、短い期間、特定の場所でしか販売されなかったもの。手塚治虫ワールドショップは、どうやら1998年の7月〜9月、秋葉原に期間限定でオープンしていたようなんです。そもそも購入した方が少ないのでしょう。
「ゲームボーイ ライト」には、ほかにもプレミア化しているバージョンがあります。とくに、ゲーム雑誌の『ファミ通』がイベントで限定販売した500号記念モデルは、マニアの間で有名ですね。
スケルトン仕様で、内部の電子部品が見えるようになっているほか、アートなパッケージイラストが特徴的。聞いた話では5000台限定だったようで、本当にお目にかかれません。価格もちょっと想像できないレベルですね。


