■任天堂携帯ゲーム機専用棚で振り返るゲームボーイの歴史

 では、当店の棚を見ながらゲームボーイの歴史をザッと振り返ってみましょう。1994年には「ゲームボーイ ブロス」と称し、初代のカラーバリエーションが展開されました。この棚には赤がありますが、ほかに黄色、緑、白、黒、透明と、全部で6色あったようです。

 1996年には、画面の大きさはそのままに、ひとまわり小さなサイズになった「ゲームボーイ ポケット」が発売されました。当店の棚ではちょうど、ブロスの赤と、ポケットの赤が並んでいますね。当初は5色展開で、あとで金、銀、ピンク、クリアパープルが追加されたのかな。スタイリッシュでかわいくて、発売当時、私もすぐに買いました。

 そして、今当店にはないのですが、待望のバックライトが搭載され、暗いところでも遊べるようになったのが、1998年発売の「ゲームボーイ ライト」。数ヵ月後に「ゲームボーイ カラー」が出ていることもあってか、数の少ないハードです。実は、別の棚にレアな限定バージョンがあって、販売価格は20万円を超えています! これはまた今度ご紹介しましょう。

 そして、当店の棚でも一大勢力となっているのが、1998年10月に登場した「ゲームボーイ カラー」です。当初はバックライトを搭載する予定だった……なんて噂を耳にしたことがありますが、実際には周囲の光を反射させてカラーで表示させる、反射型TFTカラー液晶が採用されました。単3アルカリ電池2本でも長い時間遊べたんですよね。こちらも限定バージョンがいろいろあり、中には高額なものもあります。

 ここまでが初代の系譜です。この棚では他にも、後継機種となるゲームボーイアドバンス(2001年)、ニンテンドーDS(2004年)、そしてニンテンドー3DS(2011年)を、それぞれの派生機まで網羅しています。

■コナミ発!ゲームセンター感覚でゲームボーイを遊べるガジェット

 さて、ゲームボーイ関連商品で、私が好きだったのが、コナミの『ハイパーボーイ』という商品です。ゲームセンターのアップライト筐体を卓上サイズにしたような形をしていて、差し込み口にゲームボーイをセットすると、アーケードのようにレバーとボタンで遊べるんです。本体には拡大鏡が付いていて、ちょっと大きな画面でプレイすることもできました。

 その仕組みは、ハイパーボーイ側のレバーやボタンを操作すると、物理的なギミックでセットしたゲームボーイの十字ボタンや各ボタンが押されるようになっているという(笑)。ぜひお見せしたいんですけど、今当店にはないんですよね……。

 奈良のハードオフに勤めているときには、3台くらい在庫があったんです。自分でも欲しかったんですが、買いそびれてしまって……。当時は3000円ほどだったと記憶していますけど、現在の相場は「ひとケタ」上がってしまっているようです。

 

※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。

【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。

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