数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?
■国内版の箱が海外客から人気!? 初代ゲームボーイ
ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第38回
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。前回、当店にはポケモンの商品だけを集めた棚があるとお話しましたが、他に任天堂の携帯ゲーム機本体だけを並べている棚もあります。初代ゲームボーイ(1989年)からニンテンドー3DS(2011年)の派生機まで、全体的に価格は上昇中です。
中でも初代ゲームボーイは、当時のユーザーがよく遊んだんでしょうね、買取依頼でコンディションのよいものが持ち込まれることはほぼないです。それだけ、貴重な品になっているとも言えます。
当店で現在販売中のものも、箱・取扱説明書が欠品しているほか、画面を覆う保護プレートが接着剤の劣化で取れやすくなっていて、マスキングテープで押さえている状態。ちなみに、1万9800円(税込)です。ほかにも、液晶画面に線状のヌケが発生しているものや、ボタンがダメになっているものも多く見られますね。
状態が悪くても人気はありますし、特に箱付きの初代は、海外の方が欲しがります。というのも、日本と海外とでは、パッケージが違うから。日本版は外箱に本体の線画がデザインされているんですが、海外版は当時未来的なイメージだったであろう、CGっぽいイラストが使われているんです。
ちなみに、ゲームボーイの発売当時、私はまだゲーム業界に足を踏み入れていませんでした。『ファミコン通信』なんかのゲーム雑誌でその存在を知り、ファミコンクオリティのゲームが遊べる携帯機とあって購入したんですよね。その時の勤務先は、電車で40分かかるところだったので、通勤中はずっとゲームボーイで遊んでいた思い出があります(笑)。


