■海外では発売されなかった!初代『ポケットモンスター 緑』

 さて、初代の『赤・緑』と、そのバージョン違いの『青』『ピカチュウ』の中で、人気が高いのはどれだと思います? 普通の感覚だと、当初通販限定で手に入りにくかった『青』や、いちばん後に発売された『ピカチュウ』が、珍しくて人気がありそうだと感じるかもしれません。

 ところが、圧倒的に人気があるのは『緑』なんです。なぜかというと、海外では『緑』が発売されなかったので、外国のお客様が喜んで買っていくんですよ。

 海外で最初に発売された『ポケモン』は、『赤・緑』ではなく、『赤・青』の組み合わせだったそうなんです。といっても、海外版の『青』は日本版のものとは異なり、日本版の『緑』に相当する内容みたいですけどね。

 言われてみれば、赤の対になるのって、普通は青ですよね。日本版はなんで緑だったんでしょう(笑)、すごく気になるところです。

 人気は価格にも反映されていて、当店では現在、箱・取扱説明書・マップ付きの完品の状態で、『赤』が2万2000円(税込)なのに対し、『緑』は2万7500円(税込)とやや高め。ちなみに『青』は2万6400円(税込)、『ピカチュウ』は1万9800円(税込)となっています。

■寿命によるバックアップ電池切れにはご留意を

 ちなみに、初代の4バージョンはもちろん、ゲームボーイやゲームボーイアドバンス用に発売された『ポケモン』は、バッテリーバックアップの電池がとうに寿命を迎えていて、まず切れているはずです。そのため、購入されてもセーブはほぼできないと思います。当店の販売品も、電池切れをご了承の上、購入いただく形になります。寿命は使用状況などによって異なりますが、発売から5年が目安のようです。

 こちら、当店では買取の際に確認していません。切れていて当然の年月が経っているというのもありますが、たとえば初代でセーブできるかどうかを確認するには、ゲームをスタートして、マサラタウンを出発し、トキワシティのポケモンセンターまで行かないとならないんですよ。とても時間が足りないんです(笑)。

 

※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。

【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。

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